ガーミンジャパン(Garmin)は5月27日、ダイビング用GPSスマートウォッチ「Descent」シリーズにて、軽量かつコンパクトデザインの新製品「Descent Mk2S」を発表した。発売日は6月17日で、6月3日から予約受付を開始する。価格は137,500円。

  • Descent Mk2S

ダイバー向けの機能を搭載したスマートウォッチ「Descent M2」シリーズの性能と耐久性はそのままに、軽量・コンパクトを実現したモデル。

ウォッチサイズは直径43mmと「Descent Mk2」より約9mm小さく、重量も60gと軽量化。陸上での装着時にも過度な重さを感じさせないとする。

ディスプレイサイズは1.2インチで、水中だけでなく太陽光下でも見やすいディスプレイを採用。ベゼルはゴールドやカーボングレイ、ミネラルブルーなど柔らかな色合いで日常使いに配慮した。シーンに合わせてバンド(別売り)を付け替えることも可能だという。

ダイバー向けの機能として、単一ガスモード、マルチガスモード、ゲージモード、アプネアモード、スピアモード、CCRモードといった6つのダイブモードを選択可能。水面でのGPS機能は、ダイビングの開始位置と終了位置を自動でマークし、ログデータで潜水ポイントを確認。開始地点でポイント登録を行えば、浮上後に開始地点へ戻るナビゲートも可能だという。

  • 多彩な機能

水中では、水中3軸電子コンパスで進行方向の設定、設定した方向との偏差を表示。目的の場所へ進行しやすく、ビュールマンZHL-16cアルゴリズムで算出されたデータで最適な浮上指示を行うという。

さらに、トーン&バイブレーションアラートにより情報や危険性を通知するほか、サンゴ礁などダイブサイト(POI)へのナビゲーションができる高度なマッピングも搭載。専用アプリ「Garmin Dive APP」を使えば、情報検索だけでなく自身のお気に入りポイントやショップをマッピングし、仲間と共有できるということだ。

また、心拍数や呼吸数、睡眠、ストレスレベル、体のエネルギー状態を数値化するBody Batteryなど、健康管理に必要な各種データをトラッキングできるヘルスモニタリング機能、さらに「血中酸素トラッキング」機能にも対応する。加えて、ランニング、登山、ゴルフ、スキーなどさまざまなアクティビティにも対応し、普段使い向けにSNSなどのメッセージ通知や音楽再生、Suicaのキャッシュレス決済などの機能も備える。

  • ダイブログ(左)、ダイブサイト検索(中)、タンク圧力情報(右)

本体サイズは、W43×D14.15×H43mm、重さは約60g(シリコンバンドとケース)。ディスプレイは240×240ピクセル(カラー)。バッテリー稼働時間は、スマートウォッチモードでは約7日間、GPS+光学式心拍計モードでは約18時間、ダイビングモードでは約30時間など。防水等級はダイブ(EN13319)、10ATM。

カラーはBlack/Carbon Gray DLC(ブラック/カーボン グレイ DLC)、Light Sand/Light Gold(ライトサンド/ライトゴールド)、Sea Foam/Mineral blue(シーフォーム/ミネラルブルー)の3色が用意される。