台湾ASUSは5月13日、Androidスマートフォンの新型ハイエンドモデルとして、5.9インチで防水コンパクトな「Zenfone 8」と、6.67インチでフリップカメラ装備の「Zenfone 8 Flip」を発表した。両機種ともSoCはQualcomm最上位のSnapdragon 888で、5Gに対応し、OSはAndroid 11。日本市場向けの発売時期は未定。
Zenfone 8
「Zenfone 8」はポケットに入れられるコンパクトなデザインに、Snapdragon 888 5G SOCとAdreno 660 GPU、4000mAhバッテリ、メモリ最大16GB(LPDDR5)、ストレージ最大256GBを備え、そしてIP68の防水防塵にも対応した高性能スマートフォン。
-
Zenfone 8
カメラセンサーはすべてソニー製で、背面側はメインカメラが64メガピクセルのIMX686、超広角カメラが12メガピクセルのIMX363という組み合わせとし、前面側のフロントカメラには12メガピクセルのIMX663を採用している。
-
Zenfone 8のカメラ構成
5.9インチのディスプレイは120HzのSamsung製AMOLEDで、解像度は2,400×1,080ドット。本体サイズは148×68.5×8.9mmで、重量は169g。デュアルスロット仕様でSIMはNano SIMを2枚(デュアルスタンバイ可)まで装着できる。OSはAndroid 11で、最新版のASUS独自UI「ZenUI 8」を導入している。
-
Zenfone 8は599ユーロから
価格は欧州市場向け参考で599ユーロから。カラバリはオブシダンブラックとホライゾンシルバーの2色。
Zenfone 8 Flip
「Zenfone 8 Flip」の最大の特徴は、やはりZenfoneハイエンド機ではおなじみでもある回転式フリップカメラの搭載だろう。こちらもSnapdragon 888 5G SOCとAdreno 660 GPUを搭載し、ほか5000mAhバッテリ、メモリ最大8GB(LPDDR5)、ストレージ最大256GBといった高いスペックを備える。
-
Zenfone 8 Flip
フリップカメラは3眼構成で、広角のIMX686と超広角のIMX363のほか、テレ用に8メガピクセル・光学3倍(デジタル12倍)・80mm相当(35mmフィルム換算)のカメラを備えている。
-
Zenfone 8 Flipのカメラ構成
-
フリップカメラは背面から前面までカメラユニットを無段階で回転させることができる
6.67インチのディスプレイは90HzのSamsung製AMOLEDで、解像度は2,400×1,080ドット。本体サイズは165.4×77.28×9.6mmで、重量は230g。トリプルスロット仕様でSIMはNano SIMを2枚(デュアルスタンバイ可)まで、さらにMicroSDを1枚(容量2TBまで)、同時に装着できる。OSはAndroid 11で、独自UIのZenUI 8を導入。
-
Zenfone 8 Flipは799ユーロから
価格は欧州市場向け参考で799ユーロから。カラバリはギャラクティックブラックとグレイシャシルバーの2色。
