パナソニックは、BDレコーダーの2021年春モデル4機種を6月中旬に発売する。番組表を使いやすくした2KレギュラーDIGA 3機種と、最大6chを最長24日間録画できる2K全自動DIGA「DMR-2X301」を用意。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2KレギュラーDIGAの2TBモデル「2W201」が66,000円前後、「DMR-2X301」が11万円前後など。

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    パナソニックDIGAの2021年春モデル4機種。左上が2K全自動DIGA「DMR-2X301」。2KレギュラーDIGAは「DMR-2W201」(左下)、「DMR-2W101」(右上)、「DMR-2W51」(右下)をラインナップ

2KレギュラーDIGA

  • 「DMR-2W201」(2TB):66,000円前後
  • 「DMR-2W101」(1TB):59,000円前後
  • 「DMR-2W51」(500GB):51,000円前後

2K全自動DIGA

  • 「DMR-2X301」(3TB):11万円前後

2KレギュラーDIGAは、いずれも地上/BS/110度CSチューナーを2基搭載し、HDD容量が2TB/1TB/500GBの計3機種を用意。

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    DMR-2W201(2TB)

スマホで撮影した動画・写真を保存できる「おうちクラウド」機能のほか、独自の高画質再生機能「4Kダイレクトクロマアップコンバート」、音楽CDなどの音源を内蔵HDDに保存して楽しめるミュージックサーバー機能など、従来のおうちクラウドDIGAの特徴を引き続き備える。

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    「おうちクラウド」機能を装備

新たに2K DIGAにも、4K BDレコーダーの2020年秋モデルで採用済みの「快速番組表」を導入し、動作を従来比で約2倍に高速化した。具体的には、2020年春モデルでは8日間分の番組をスクロールするのに約33秒かかっていたところを、約15秒まで高速化し、より素早く見たい番組を探せるようにした。さらに、番組表の表示エリアも拡大し、1時間の枠内の表示番組数を従来の2番組から最大4番組に増やしている。

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    「快速番組表」のイメージ

2K全自動DIGA「DMR-2X301」は、2020年発売の「DMR-2X200」の後継機で、7チューナー(地上/BS/110度CS×6ch・地上波専用×1ch)を内蔵。HDD容量を従来機から3TBに増強し、地デジ/BS/CSの放送番組を最大6ch・最長24日間録画できるようにした。

同社によると、民放番組の見逃し配信サービスの需要が拡大する中で、DMR-2X301では録画可能日数を24日間まで伸ばして差別化を図り、見逃し配信サービスからのステップアップ顧客を獲得するねらいがあるという。パナソニック独自の圧縮技術(エンコーダー)によって、録画番組の容量を抑えつつ高画質に録り溜められることを強みとしており、同社の大画面テレビとのセット販売を促進し、長時間モードでチャンネル録画した番組も高画質で見られることをアピールしていく。

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    2K全自動DIGA「DMR-2X301」

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    DIGAの付属リモコン

どこでもディーガアプリ刷新、新機能「お店マップ」を追加

パナソニックは新しいDIGAの発売に先がけて、「おうちクラウドディーガ」向けのiOS/Androidアプリ「どこでもディーガ」Ver.7.0を5月末より無料で提供開始する。

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    「どこでもディーガ」アプリがデザイン刷新・機能強化

アプリ画面を刷新し、新たにホーム画面を追加。よく使う機能のショートカットを自由に配置してカスタマイズできるようにしたほか、放送中の番組をホームに一覧表示し、スマホからすぐにリアルタイム視聴できるようになる。

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    キャプション

さらに、「お店マップ」機能を新たに追加。テレビ番組で紹介された飲食店の情報だけをまとめて表示することができ、店の場所を地図で調べたり、お気に入りに登録したりできるようになる。これにより、「どこでもディーガ」で今まで以上に旅番組やグルメ番組の楽しみ方が広がるとしている。

店情報の確認は無料で行え、集めた店の情報は放送日時順や自分のいる現在地から近い順などで並べ替えてリスト表示可能。録画した番組のシーン一覧から紹介された該当シーンを再生する機能もあり、この機能はパナソニックが提供している「DiMORA」のプレミアム会員(有料)に登録することで利用可能になる。

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    「お店マップ」機能の概要