すでに情報をお届けしているカシオ2021年春夏の時計新製品(G-SHOCK編EDIFICE・PRO TREK・BABY-G編)、さらに新たな情報が追加されたので、各ブランドをまとめてご紹介しよう。

なお、掲載した写真はすべてクリックで拡大表示。価格は税込み、発売月はすべて予定。新型コロナウイルス感染症の影響によって、発売に関して変更が生じる場合があることをご了承いただきたい。

G-SHOCKのアナログFROGMANにコンポジットバンドモデル。さらにカーボンベゼルも!

G-SHOCK唯一のダイバーズウオッチであり、MASTER OF Gシリーズにおいて、ISO規格の200m潜水用防水機能を備えた「FROGMAN(フロッグマン)」。そのアナログモデル「GWF-A1000」をベースモデルに、コンポジットバンド装着モデル2種が登場する。

  • コンポジットバンド+カーボンベゼルの「GWF-A1000XC-1AJF」

  • コンポジットバンドの「GWF-A1000C-1AJF」

一見するとブラックIPのメタルバンドにも見えるコンポジットバンドは、金属を埋め込んだウレタン駒と中駒を連結。割れや変色に強く、耐久性を維持しながら軽量なのも特長だ。本製品ではウェットスーツの上から着けやすいよう、中留にエクステンション機構を搭載。平常時は折り畳んでおくことで、海中、陸上とも常に最適な長さで装着できる。

「GWF-A1000XC」では中留にカーボン強化樹脂、「GWF-A1000C」ではファインレジンを使用。また、GWF-A1000XCはベゼルに積層のカーボン、ダイヤルにオレンジの差し色を用いた。GWF-A1000CのSS(ステンレススチール)ベゼルにはブルーIPを施し、秒針にイエローの差し色としている。

マルチバンド6対応の電波時計(世界6局の標準電波で時刻修正)、スマホとアプリ連携するモバイルリンク機能、タフソーラー駆動、タイドグラフ、スーパーイルミネーターなど、機能や性能はベースモデルと同様。価格は「GWF-A1000XC-1AJF」が170,500円、「GWF-A1000C-1AJF」が132,000円。ともに5月発売。

G-SHOCK、カーボンコアガード構造で人気のアナデジ3モデルに新色。人気のクリアカラーも!

スポーティなアナログ針とデジタル表示の「GA-2000」、薄型の八角形ケースで人気の「GA-2100」、武骨で堅牢なフォルム「GA-900」の3モデルに新色が登場。

  • クリアのアーミーカラーが目を引く「GA-2000HC-3AJF」(右)

  • 白いクリア素材が夏らしい!「GA-2000HC-7AJF」(左)

  • 「GA-2000HC-3AJF」とはカラーの組み合わせ位置が逆な「GA-2100HC-4AJF」(左)と、クラシカルな雰囲気がスマートな「GA-2100HC-2AJF」(右)

  • 久々のG-SHOCKらしいデザイン!「GA-900HC-3AJF」(左)と「GA-900HC-5AJF」(右)

3モデル共通のテーマは「HIDDEN COAST(未知の海岸への探検)」だ。「GA-2000HC」と「GA-2100HC」は季節感満点のクリア素材を使用、「GA-900HC」はアウトドアに馴染むナチュラルカラーとなっている。各機種とも2モデルで展開、針退避機能やワールドタイム、スーパーイルミネーター、電池駆動など、機能や性能はそれぞれのベースモデルと同様。

価格はGA-2000HCが17,600円、GA-2100HCが15,950円、GA-900HCが16,500円。すべて5月発売。

G-SHOCK初のWear OS対応スマートウオッチ「G-SQUAD PRO」

  • 「GSW-H1000」は3モデルで展開

G-SHOCKブランド初のスマートウオッチがWear OS対応でついに登場。名称は「G-SQUAD PRO」となり、型番は「GSW-H1000」だ。G-SQUAD(ジー・スクアッド)の名からも想像できる通り、スポーツシーンを主眼としている。3色のモデルで展開し、価格は88,000円、5月発売。

GPS・GLONASS・みちびきに対応した測位機構、光学式、磁気、圧力、加速度、ジャイロセンサーを搭載。各種メッセージ類の表示や天気予報、音声認識、地図などWear OS標準の機能のほか、独自の多彩なセンシング機能を利用した心拍計、気圧計、高度計、コンパス、タイドグラフ、歩数計、日の出・日の入りなどを利用できる。なお、本製品は医療機器ではないため、病気などの診断、治療、予防の目的には使えない。

  • ケースバックにはマルチセンサーを設置。装着性を向上させるカバーにも注目

  • 心拍数の計測を開始するところ

  • アクティビティの選択メニュー

「アクティビティ」として、計15種のアクティビティと24種の屋内ワークアウトに対応(以下)。

ランニング、トレイルランニング、ロードバイク、サイクリング、マウンテンバイク、屋内ワークアウト、プールスイミング、サーフィン、セーリング、カヤック、SUP(スタンドアップパドルボード)、スキー、スノーボード、トレッキング、フィッシング、ウォーキング

これら運動中の記録や運動時の心拍などを記録、履歴などを画面で確認できる。カシオがアシックスと共同で開発、サービスを展開している「Runmetrix(ランメトリックス)」にも、6月以降対応する予定だ。

  • 画面は「上段」「中段」「下段」「背景」の各表示内容をカスタマイズできる

  • 画面表示をカスタマイズ中。中段の表示要素を選んでいるところ

PRO TREK Smart同様の2層液晶を搭載している。バッテリーは充電式で、1回の満充電での動作時間は通常使用で1.5~2日。モノクロ液晶のみで時計を表示する「タイムピース」モードで約1カ月。

さらにシンプルに、エレガントになったOCEANUS CLASSICLINE「OCW-T4000」

“Elegance, Technology”を標榜するメタルウオッチのOCEANUS(オシアナス)。そのエッセンスと高度な技術を凝縮した、ベーシックなシリーズが「CLASSICLINE(クラシックライン)」だ。

  • 歴代OCEANUS屈指のシンプルなデザイン「OCW-T4000-1AJF」

  • DLC加工のベゼルを採用した「OCW-T4000A-1AJF」

CLASSICLINEの最新モデルとして、「OCW-T4000」が登場。「OCW-T3000」のスポーティーなイメージを一新、ベゼル上の数字(時差情報)を排除し、シンプルでありながら金属感が強調されてソリッドな印象になった。エレガントな雰囲気も高まっており、着用できるシーンがさらに広がるだろう。

ベゼル内側には、さりげなく都市コードが復活。アプリ「OCEANUS Connected」からワールドタイムを簡単に設定できるので機能的な重みはそれほどないが、見た目としてはやはりよく似合う。

  • 都市コードが復活!

機能面では、タフソーラー、マルチバンド6対応電波時計による時計単体での時刻修正に加え、Bluetoothによるモバイルリンク機能を搭載。前述のワールドタイム(約300都市)のほか、タイムゾーンやサマータイムが自動的に反映される時刻修正、針位置補正、バッテリー残量や時計の健康状態確認など、豊富な機能を提供する。

また、12時間計のインダイヤルでワールドタイムを表示するデュアルダイアルワールドタイムを搭載。ホームタイムとワールドタイムの2つの時間を同時に確認でき、ボタンひとつ(長押し)でメインダイヤルとインダイヤルの表示時刻を入れ替えられるのは便利だ。

ケースサイズは48.1×42.8×11.9mm、重量は90g。風防は両面反射防止コーティングサファイアガラスで、10気圧防水。

3種のモデルで展開。ブランドカラーであるブルーを見切りのリングに入れた「OCW-T4000-1AJF」(110,000円)、耐摩耗性にすぐれたDLC(Diamond-like Carbon)加工のベゼルを採用した「OCW-T4000A-1AJF」(121,000円)、全身にDLC加工を施し、グリーンの蒸着文字板と秒針を採用したブラックモデル「OCW-T4000BA-1A3JF」(148,500円)。

各モデルとも、バンドはスライドアジャスト機構(最大約5mm)付きワンプッシュ三つ折れ式中留を採用。シルバーの2種はケース、バンドともにチタンカーバイドによる表面硬化処理済み。すべて5月発売。

視認性と同時に質感も追求したPRO TREK「PRW-31YT-7JF」

本格派アウトドアウオッチ「PRO TREK」。その中でも画面の情報視認性を追求したコンパクトなデジタルモデル「PRW-30」に、サファイアガラスやチタンバンドを採用した高級バリエーションモデルが登場。

  • 重さは96g。チタンバンドは軽量で肌にも優しい

世界第2位の標高を誇る山脈K2(8,611m)の麓(ふもと)から算出される、アズライトを含むグラナイト(鉱物)である「K2ブルー」をデザインモチーフに選択。サファイアガラスに深い群青を蒸着し、ボタン部にもアクセントとしてブルーをあしらった。

チタンバンド、ステンレスベゼルは耐摩耗性に優れるチタンカーバイド処理済み。ロック付き三つ折れ式中留を採用したバンドや、傷が付きにくい内面反射防止コーティングサファイアガラス風防ともあわせて、アウトドアシーンでのハードな使用にも耐える。防水性能は10気圧。

刻々と変化する自然現象を感知し計測するトリプルセンサーをはじめ、タフソーラー駆動、マルチバンド6対応電波時計、見やすいSTN液晶など、その他の機能や性能はベースモデルと同様。型番は「PRW-31YT-7JF」、価格は80,300円で5月発売。

BABY-Gの人気モデル「BGA-280」に春カラー!

アクティブな女性のためのカジュアルウオッチBABY-G。丸みのあるシルエットと多層構造のケースデザインが特徴的な「BGA-280」に、LAのストリートファッションから着想を得たペールトーンの新色が登場。

  • 「BGA-280-6AJF」(右)と「BGA-280-4A3JF」(左)

  • 「BGA-280-4A2JF」(右)と「BGA-280-3AJF」(左)

スケルトンカラーの「BGA-280-4A3JF」「BGA-280-6AJF」は、バンドとケース色の組み合わせを変えてカラフルに、マット調の「BGA-280-3AJF」「BGA-280-4A2JF」は、それぞれミントグリーンとピンクのワントーンでまとめた。どちらもラウンドケースのキュートさとフォルムのスポーティな印象に加え、メタリック調のインデックスや文字板でクールな印象もプラスしている。

耐衝撃構造や10気圧防水、ワールドタイム、電池駆動など、機能や性能はベースモデル同様。価格はすべて14,300円で、5月発売。

SHEENにチタン&電波ソーラーの新作「SHW-7100T」

小ぶりなラウンドケースにブレス、上品で気品あふれるフェミニンなフルメタルアナログ「SHEENN(シーン)」から、正確な時を刻む電波時計(日本と中国の標準電波受信に対応)と、デリケートな肌に優しいチタン素材を採用した「Titunium Series」の新モデル「SHW-7100T」が登場。

  • 「SHW-7100TCG-7AJF」(右)と「SHW-7100TD -2AJF」(左)

ケースサイズは31.5×25.6×8.0mm、重量は約31g。2020年発売の「SHW-7000T」から小型・軽量化を図った。ダイヤルは識別性の高いアラビアとリーフ、クリスタル(9時位置)を組み合わせたインデックスに。ラグの形状もエレガントな一本足形状となっている。バンドはアジャスト機構付き。

駆動はタフソーラー。風防は内面反射防止コーティングのサファイアガラスで、10気圧防水。ケースとバンドにCASIOオリジナルカラーのピーチゴールドIPを使用した「SHW-7100TCG-7AJF」(52,800円)と、チタンカーバイド処理を施した「SHW-7100TD-2AJF」(49,500円)の2モデルで展開する。5月発売。