HPは2月24日(米国時間)、Kingston Technologyのゲーミングブランド「HyperX」の買収で最終合意に達したと発表した。買収額は4億2,500万ドル。2021年第2四半期に完了する予定だ。

  • 日本でも2021年1月に発表されたHyperXの「Cloud IIワイヤレスヘッドセット」。バーチャル7.1対応サラウンドサウンドに対応する

HyperXはキーボード、マウス、ヘッドセット製品などを発売しており、ゲーミング周辺機器ブランドとして知られている。一方HPのゲーミングブランド「OMEN」では主にゲーミングPCを中心とした製品展開がなされており、補完的な製品展開が期待できそうだ。なお、キングストン側ではDRAMやフラッシュ、SSD製品を保持するという。

HPの発表によると、PCハードウェア業界は2023年までに700億ドル規模に伸び、周辺機器市場は2024年までに122億ドルの成長が見込まれているという。HPでは周辺機器市場の拡大を想定し、HyperXを自社のポートフォリオに追加することで、ビジネスが革新と成長に向かうとしている。