「PCでゲームを楽しみたいけれど、動画編集などのクリエイティブ業務にも使いたい」というときに悩ましいのが、ゲームを優先すべきか、それとも仕事を重視してPCを選ぶべきかということ。自宅に2台置くのは予算的にも環境的にも難しいから1台ですませたいけれど、どちらの用途も妥協したくない……。

そんな悩みに応えてくれるのが、老舗BTOブランドとして長い実績を持つFRONTIERの「GHLシリーズ」最新モデルです。従来から大きく進化したCPU「Core Ultra 7 270K Plus」と高性能グラボ「GeForce RTX 5070 Ti」に加え、優れた冷却性能を備えており、ゲームに求められるパフォーマンスとクリエイティブ用途に欠かせない処理性能や安定稼動をともに満たしてくれます。まさに、ゲームと仕事のどちらも本気で取り組みたい人のための“欲張りPC”と言えるでしょう。

そこで今回は、GHLシリーズのラインナップのうち「FRGHLB860K/WS0402」をゲーマーとクリエイターの双方が実際に試用。ゲームと制作、それぞれの視点から、この一台がどこまでゲームと仕事という異なる用途に応えてくれるのかを徹底的に検証します!

  • FRONTIERの「GHLシリーズ」

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BTOの先駆け「FRONTIER」が送り出す最新GHLシリーズ

用途や予算に合わせてCPUやメモリなどのパーツを選び、“自分仕様”のPCを手に入れられるBTOパソコン。スペックにこだわりのあるユーザーに人気ですが、その先駆け的なブランドがFRONTIERです。1993年の創業以来、30年以上の実績を持ち、個人ユーザーだけでなく法人ユーザーからも高い支持を得ています。

一般向けPCだけでなく、ゲーミングやクリエイティブ向けまで幅広いPCを取り揃えており、用途に合った1台を良コスパで手に入れやすいのが人気の理由。また、山口県内の自社工場で一貫して生産しており、製品の品質や耐久性の高さ、国内生産ならではの迅速で柔軟なサポート体制も高く評価されています。

そのFRONTIERが展開するゲーミングPCのラインナップの中でも、パフォーマンスを追求したモデルが「GHLシリーズ」。フルタワー型のデスクトップPCで、その筐体サイズを活かしたエアフロー性能と拡張性の高さが大きな特徴です。

  • 洗練されたデザインを採用しており、仕事用のPCとしても違和感がありません

    洗練されたデザインを採用しており、仕事用のPCとしても違和感がありません

ケース内に搭載できるファンは最大7基と多く、大型水冷CPUクーラーも搭載可能。ケーブルをマザーボードの裏に隠す裏面配線を採用しているうえ、電源ユニットをケース下部に区分けしており、ケース内の空気の流れをジャマしない構造になっています。そのため発生した熱を効率的に外部に逃すことができ、負荷の高い処理が続く場合でも安定した動作が可能です。

  • 裏面配線を採用しており空気の流れをジャマしない構造のため、冷却効率が高く高負荷時も安定した動作が可能

    裏面配線を採用しており空気の流れをジャマしない構造のため、冷却効率が高く高負荷時も安定した動作が可能

本体左サイドのパネルに強化ガラスを採用しているのも魅力的なポイント。PC稼働中に、前面3基と背面1基の光るケースファンと、RGB-LEDラインのライティングを見て楽しむことができます。

新モデルは、ゲーミング性能やマルチスレッド性能を強化したインテルの最新CPU「Core Ultra 7 270K Plus」とミドルハイクラスの高性能グラボ「GeForce RTX 5070 Ti」を搭載するほか、32GBのDDR5メモリ、2TBのM.2 NVMe SSDなどを装備。マザーボードはMSI製「PRO B860-S01 WIFI」を採用しています。また電源は静音性に優れる750W ATX電源 80Plus PLATINUMを搭載。ゲームや動画編集などを楽しむには十分な容量を持っています。また、より高負荷な用途にも対応できる850Wへのカスタマイズも選択可能なため、用途に合わせて柔軟に構成できます。

項目 内容
モデル FRGHLB860K/WS0402
CPU インテル Core Ultra 7 プロセッサー 270K Plus(5.5GHz/24コア/24スレッド)
メモリ 32GB(DDR5 16GB×2)
SSD 2TB(M.2 NVMe)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti
OS Windows 11 Home 64ビット

FPSなどの動きの速いゲームで重要になる高フレームレートを実現できるだけでなく、ゲーム実況や4K動画編集、3DCGなどのクリエイティブ作業も1台で完結できる高性能・高効率モデルとして注目されています。

  • インテル Core Ultra 7 プロセッサー 270K PlusやNVIDIA GeForce RTX 5070 Tiなど、ゲームにもクリエイティブにも高いレベルで対応できるスペックが魅力的です

    インテル Core Ultra 7 プロセッサー 270K PlusやNVIDIA GeForce RTX 5070 Tiなど、ゲームにもクリエイティブにも高いレベルで対応できるスペックが魅力的です

高画質プレイと録画・配信でもパフォーマンスが落ちない“欲張りPC”の実力

実際に、GHLシリーズ最新モデルはどのくらい快適に使えるのでしょうか? そこで、ここではゲーマー視点と動画編集者視点の両方から、実機のパフォーマンスを検証してみることにしました。

実際にゲームで試してみた

まず、ゲーマーに人気のゲームタイトルをプレイしてどのくらいフレームレートが出るのか、また動作は安定しているのかを検証してみます。最初に客観的にパフォーマンスをチェックするため、高いグラフィックス性能が求められる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」を実行してみました。

●FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク

  グラフィック設定解像度 スコア 平均フレームレート 評価
標準品質 1920×1080 23255 232 非常に快適
高品質 1920×1080 22155 221 非常に快適
標準品質 2560×1440 23096 230 非常に快適
高品質 2560×1440 19286 192 非常に快適
標準品質 3840×2160 14115 141 非常に快適
高品質 3840×2160 11890 118 とても快適
  • FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークの結果。4K、高品質設定でも「とても快適」という評価でした<br>© SQUARE ENIX

    FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークの結果。4K、高品質設定でも「とても快適」という評価でした
    © SQUARE ENIX

フルHDはもちろんですが、WQHD(2560×1440)や4K(3840×2160)の高品質でも快適にプレイできる結果に。WQHDなら高品質設定でも高リフレッシュレートのゲーミングモニターの性能を活かした滑らかな映像でプレイできることがわかります。

次に、人気のオープンワールドRPG「サイバーパンク 2077」をプレイしてみることにします。まず、ベンチマークモードを実行してみた結果は次の通り。なお、MFG(マルチフレーム生成)をオンにした場合と、オフにした場合それぞれ試してみました。

●サイバーパンク 2077 ベンチマークモード(MFGオフ)

  グラフィック設定 解像度 平均フレームレート 最低フレームレート
ウルトラ 1920×1080 196.34 145.99
レイトレーシング : ウルトラ 1920×1080 132.21 112.84
レイトレーシング : オーバードライブ 1920×1080 95.57 85.02
ウルトラ 2560×1440 154.32 130.87
レイトレーシング : ウルトラ 2560×1440 110.92 98.30
レイトレーシング : オーバードライブ 2560×1440 76.71 68.03
ウルトラ 3840×2160 74.10 65.38
レイトレーシング : ウルトラ 3840×2160 72.79 66.00
レイトレーシング : オーバードライブ 3840×2160 52.84 47.44

●サイバーパンク 2077 ベンチマークモード(MFGオン:4×)

  グラフィック設定/解像度 平均フレームレート 最低フレームレート
ウルトラ 1920×1080 504.80 460.37
レイトレーシング : ウルトラ 1920×1080 373.03 339.80
レイトレーシング : オーバードライブ 1920×1080 279.60 236.70
ウルトラ 2560×1440 380.81 340.25
レイトレーシング : ウルトラ 2560×1440 301.83 276.71
レイトレーシング : オーバードライブ 2560×1440 231.85 212.55
ウルトラ 3840×2160 212.35 193.00
レイトレーシング : ウルトラ 3840×2160 210.70 195.78
レイトレーシング : オーバードライブ 3840×2160 164.09 150.67
  • サイバーパンク 2077 ベンチマークモードの結果。MFGを有効にすると、4K、レイトレーシング:オーバードライブでも160を超える平均フレームレートを出すことができました

    サイバーパンク 2077 ベンチマークモードの結果。MFGを有効にすると、4K、レイトレーシング:オーバードライブでも160を超える平均フレームレートを出すことができました

4K解像度、レイトレーシング : オーバードライブという非常に負荷の高い設定でもMFGオフで52.84fps、MFGを有効にすれば160fps以上の平均フレームレートで快適にプレイできることがわかります。

実際にプレイしてみましたが、MFGオフの場合はWQHD解像度、レイトレーシング: ウルトラあたりが画質とパフォーマンスのバランスがよさそうです。それ以上の設定でプレイするなら、MFGオンにすると格段に快適にプレイできるようになります。とくにMFGオンでレイトレーシング : オーバードライブにすると、リアルさ、滑らかさが増して、ハンパない没入感! ゲームの世界観を心ゆくまで楽しむことができました。

なお、ゲーム配信などを想定してWindows標準の動画キャプチャー機能で録画しながらプレイしてみましたが、フレームレートへの影響はごくわずか。数%は低下するものの、MFGをオンにした状態なら無視できる程度でした。MSI Afterburnerでキャプチャーした場合は、より影響が少なくてすんだので、FPSなどの動きの速いゲームで録画する場合はこうしたサードパーティ製のツールを試してみるのもいいかもしれません。

  • サイバーパンク 2077のレイトレーシング:オーバードライブ設定時の画面。グラフィックスへの負荷は非常に高くなりますが、リアルさは格別で、最高の没入感が得られます

    サイバーパンク 2077のレイトレーシング:オーバードライブ設定時の画面。グラフィックスへの負荷は非常に高くなりますが、リアルさは格別で、最高の没入感が得られます

ちなみに、MSI Afterburnerを使ってゲームプレイ開始から10分間のCPUやGPUの温度も測定してみましたが、4K、MFG(4×)有効、レイトレーシング : ウルトラ時でCPUが平均63℃、GPUが平均66℃となりました。

●サイバーパンク 2077プレイ時の温度

パーツ 平均温度 最高温度
CPU 63℃ 83℃
GPU 66℃ 69℃

※MFG(4×)有効、レイトレーシング : ウルトラ時の温度

最高温度でもCPUが83℃、GPUが69℃に抑えられており、本製品の冷却効率の高さがうかがえます。実際、長時間プレイした際も動作が終始安定しており、時間を忘れて快適にゲームを楽しむことができました。

なお、今回試した「FRGHLB860K/WS0402」にはCPS製の空冷CPUクーラーが搭載されており、負荷の高い場面でもファンの音はよく抑えられていました。騒音計でフロントパネルから30cmの距離で測ってみたところアイドル時が33dBA程度、サイバーパンク 2077プレイ時の最大値が48dBA程度。深夜のように静かな時間帯でも周囲に気兼ねしてプレイを控えるほどの音ではありません。日中なら、ほとんど気にならないと思われます。

  • サイバーパンク 2077プレイ時の騒音レベル。最大でも48dBA程度で、50dBA(静かな事務所くらいの騒音レベル)を超えることはありませんでした

    サイバーパンク 2077プレイ時の騒音レベル。最大でも48dBA程度で、50dBA(静かな事務所くらいの騒音レベル)を超えることはありませんでした

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動画編集でも試してみた

次に、マイナビニュースの動画編集者Aさんに本製品を試してもらうことにしました。Aさんは仕事で動画編集するため、PCはもちろんですが、マウスやキーボード、ヘッドフォン、マイクなどのガジェットにもかなりこだわりを持っているそうです。本製品を開梱して、まず思ったのがデザインのかっこよさ。「強化ガラス製のサイドパネルを採用していてPCケースの中身が見えるうえ、LEDのライティングが美しく、使い始める前からテンションが爆上がり」だったとか。

セッティングを済ませ、さっそくシネマカメラ2台で1時間撮影した重いデータを扱ってみたところ、動画編集時のプレビュー画質を落とさず、フル画質のままでもサクサク編集できたとのこと。「普段使っているPCではスムーズに操作するためプレビューの画質を1/4画質などに落として作業し、確認するときにフル画質に戻して……という操作を繰り返しています。このPCの場合、フル画質のままでも操作がスムーズなので、いちいち画質を変える必要がなくストレスフリーで作業できました」と話してくれました。

動画編集が完了したあと、一部分を流れで確認したり、書き出し前にミスがないかチェックしたりするため、倍速や3倍速で編集ソフト上で再生してみたそうですが、「フル画質のまま再生速度を上げても、フレーム落ちしてカクつくことなく、滑らかに再生されました。カクつくとチェックしづらいので、これは本当に助かります。めちゃくちゃ快適です」と驚いた表情。

編集作業時のファンの音が静かなのも気に入った部分で、「普段使っているPCは編集作業が終わると(ファンの爆音がなくなり)周囲の人も気づくレベルだったのですが、このPCは一貫してサーッと心地よいそよ風のような音で作業にも集中しやすかったです」とのこと。

もちろん、パフォーマンスに関しても文句なく「複数のアプリを同時に使用する場合もストレスがありませんし、編集が済んだ動画を書き出す際もスムーズ。これまでだとエンコード中に飲み物を買いに席を外したら、戻ってきた頃にちょうど次の作業に移れるタイミングでしたが、このPCの場合は戻ってきたときにはとっくにエンコードが終わっています。このまま家に置いて使い続けていきたいくらい満足度は高いですね。今までだと負荷が高すぎてカクカクになってしまうためチャレンジできなかった重いエフェクトを使った編集も、このPCならチャレンジできそう。自分の編集スキルの向上にも繋がりそうだと感じました」

さらに、拡張性やメンテナンス性が高く、パーツの増設や交換がしやすそうなところにも魅力を感じたといい、「自分のスキルアップとともに、パーツを交換しながら使っていくこともできそう。長く一緒に仕事をする相棒になってくれそうです」と語ってくれました。

ゲームも制作も1台で。GHLシリーズは誰に向いている?

洗練されたデザインのケースに、インテルの最新CPU「Core Ultra 7 270K Plus」やNVIDIAの定番グラボ「GeForce RTX 5070 Ti」などを搭載したGHLシリーズ最新モデル。その性能や安定性は非常に高く、ゲーマーと動画クリエイター双方の視点から見て満足いく一台になることがわかりました。「ゲームも、仕事も、どちらも妥協したくない」という欲張りなユーザーには、有力な選択肢となるはず。気になった方は、公式サイトで一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

  • FRONTIERの「GHLシリーズ」最新モデル

    FRONTIERの「GHLシリーズ」最新モデル

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