Facebookは、VRヘッドマウントディスプレイ「Oculus Quest」のソフトウェアアップデートを米国時間2月2日から順次提供開始。VR内で「Messenger」が利用可能になる。適用後のバージョンはv25。

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    Oculus Questで「Messenger」を利用するイメージ

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    Oculus Quest 2のVR HMD(中央)と、新しいTouchコントローラー(左右)

「Oculus Quest」もしくは「Oculus Quest 2」でFacebookアカウントを使ってログインすると、VR内でMessenger(チャット機能)が使えるようになる。これにより、Facebookの友人がVR空間にいなくてもコミュニケーションでき、VR HMDを被ったまま連絡がとれるようになる。チャットはVR内で入力するか、事前に作成した文章を選択したり、音声テキスト変換機能を用いるといった方法で書き込める。また、MessengerのメンバーでOculusパーティーを作成し、同じVRゲームを一緒にプレイすることもできるという。これらの機能は今週から順次提供する。

なお、OculusのMessengerでFacebookの友人と話しても、既存のOculusのプライバシー設定は変更されず、Oculusのユーザー名で、Oculusの友人にメッセージを送れるという。

このほか、開発者がストアの承認なしでアプリを安全に配信できる「App Lab」を新たに導入。アプリ配信をしやすくすることで、アプリ開発を促進し、プラットフォームの活性化を促すことを狙いとしている。アクセスを慎重に制御したい場合はプレイヤーに直接「キー」を送ることもできるという。また、Oculus Storeでは利用できないコンテンツにユーザーが簡単にアクセスできるようにする、開発者向けの「SideQuest」もApp Labをサポートする。