NECパーソナルコンピュータは1月19日、高性能なAndroidタブレット「LAVIE T11」シリーズを発表した。2月25日に発売予定。店頭予想価格は、上位モデルの「T1195/BAS」が59,800円前後、下位モデルの「T1175/BAS」が42,800円前後(いずれも税別)。

  • T1195/BAS。スペックを重視するユーザーに向けたプレミアム機という位置付け

高解像度の大画面ディスプレイを搭載し、性能面にも注力したAndroidタブレット。上位の「T1195/BAS」は11.5型QHD(2,560×1,600ドット)のHDR10対応有機ELディスプレイで、画面占有率は87%。プロセッサは8コアのSnapdragon 730G、6GBメモリ、128GBストレージなどを搭載する。

また、下位の「T1175/BAS」では、11型2K(2,000×1,200ドット)のHDR10対応IPS液晶を採用。画面占有率は85%で、ブルーライトカット機能も搭載する。プロセッサは8コアのSnapdragon 662、メモリは4G、ストレージは128GBといった構成だ。

  • T1195/BASの前面。ベゼルは狭額縁で画面占有率は87%

  • T1195/BASの背面。ロゴのみのシンプルなデザインだ

サウンド面では、2モデルともDolby Atmosに対応し、側面左右に計4基のスピーカーを搭載する。上位の「T1195/BAS」のスピーカーはJBL製。

カメラは「T1195/BAS」がフロント800万画素+800万画素、リアが1,300万画素(AF)+500万画素(120度広角)。「T1175/BAS」はフロントが800万画素、リアが1,300万画素(AF)で、いずれも顔認証ログインが可能。T1195/BASでは指紋認証センサーも搭載する。

バッテリー容量は「T1195/BAS」で8,400mAhとなり、Web閲覧時で15.6時間駆動するという。「T1175/BAS」では7,500mAhとなり、Web閲覧時で13.6時間駆動(スペック値)。いずれも2時間で80%の急速充電に対応する。

  • T1175/BAの実機背面。ホワイトとシルバーのツートンカラーになっている

  • T1175/BASでは背面カメラがシングル構成になる

機能面では、アプリを全画面ではなく「窓(ウインドウ)」で開き、PCのように、複数のアプリを1画面で表示する機能を用意。また、スクリーンショットをキャプチャしたり、閲覧専用のOffice Mobileアプリを搭載したりと、仕事での利用が想定されている。一方で、子供向けランチャー「キッズモード」もサポートし、子どもが使うときにアプリ利用や使用時間を管理したり、位置情報を確認できたりするGoogleファミリーリンクにも対応する。

オプションで4,096段階の筆圧検知に対応したスタイラスペンや、本体のコネクタとつなげるタッチパッド付きキーボードが用意される。ペンは両モデル共通で使え、20分でフル充電でき、最大約8時間駆動。キーボードは、ストローク1.3mm、キーピッチ1.8mmで、画面ロックやアプリ切り替え、GoogleアシスタントなどのAndroid向けショートカットキーを搭載する。

  • スピーカーは片側2基ずつ、計4基を内蔵する

T1195/BASの主な仕様

  • OS:Android 10
  • CPU:Snapdragon 730G
  • メモリ:6GB
  • ストレージ:128GB
  • ディスプレイ:11.5型有機EL(2,560×1,600ドット)
  • バッテリ駆動時間:15.6時間(8,400mAh)
  • Wi-Fi:Wi-Fi 5(IEEE802.11ac)
  • カメラ:1,300万+500万画素(背面) / 800万+800万画素(前面)
  • 生体認証:顔認証 / 指紋認証
  • カラー:シルバー

T1175/BASの主な仕様

  • OS:Android 10
  • CPU:Snapdragon 662
  • メモリ:4GB
  • ストレージ:128GB
  • ディスプレイ:11型IPS液晶(2,000×1,200ドット)
  • バッテリ駆動時間:13.6時間(7,500mAh)
  • Wi-Fi:Wi-Fi 5(IEEE802.11ac)
  • カメラ:1,300万画素(背面) / 800万画素(前面)
  • 生体認証:顔認証
  • カラー:シルバー