運動サポートもバッチリ

ハイエンドなスマートウォッチらしく、ワークアウト(運動)用の機能も充実しています。以前からHUAWEI Watch GTシリーズは、ランニング、サイクリング、プール、果ては乗馬やパラシュート(!?)まで、100を超えるワークアウトに対応していました。

加えて新モデルのHUAWEI Watch GT 2 Proでは、スキーやスノーボードといったゲレンデスポーツ、ゴルフにも対応。ゴルフではストロークごとにスイングの姿勢を分析して、データを提供することも可能だそうです。筆者は普段まったくスポーツをしないので……、今回はランニングを試してみました。

  • 画面が大きいので、ランニング中に心拍数などをチェックしやすくて◎。ディスプレイのコントラストも高く、昼のまぶしい太陽光の下でも視認性は良好でした

HUAWEI Watch GT 2 Proを身に着けて走ることで、自分の心拍数を確認しながら「飛ばしすぎ」を防いで、ラクに長い距離を走れました。ランニングごとに走ったルートやペースの推移、平均速度に平均ストライド(歩幅)など、細かな情報をチェックでき、自分のランスタイルを把握するにもぴったり。消費カロリー、有酸素運動と無酸素運動、脂肪燃焼運動といった割合も表示できるので、ダイエットのためにランニングしている人にも便利です。

  • 各アクティビティごとにデータをチェック。過去のデータと見比べて、自分のペースが上がっている様子などがわかります。運動のモチベーションを継続できますね

本体サイズが気にならなければ機能もコスパも最高峰

ちょっとした新機能として、日の出、日の入り、月の出、月の入りの時間を知ることができるようになりました。アウトドアユーザーにうれしい機能です。インドア派の筆者は「お、今日は満月らしいから写真でも撮ろうかな」程度の使い方しかできませんでした……。

【動画】「天気」機能では、太陽や月の出・入りもわかりやすく表示。数日先まで確認できます。たとえば簡単な使い方として、お出かけするとき、夕方に暗くなる時間の目安がわかるのは便利そう

  • HUAWEI Watch GT 2 Proとスマホ(HUAWEI P40 Pro 5G)で満月を撮影。HUAWEI Watch GT 2 Proをリモートシャッターにして、HUAWEI P40 Pro 5Gのカメラで撮影しました。絶対に手ぶれしたくない月の撮影に、リモートシャッターが力を発揮してくれました

もちろん、スマートウォッチの基本的な機能も一通り装備。スマホとペアリングして、スマホに届くメールやメッセンジャー、LINE、スケジュールなどの通知機能を利用できます。

HUAWEI Watch GT 2 Proはマイクとスピーカーを内蔵しているので、手元で電話することも可能です。安いスマートウォッチはマイクやスピーカーを搭載していないことが多いので、「スマホなしで通話できる」というのはポイントのひとつ。残念だったのは、メールはタイトルしか表示しないこと。せっかく大きなディスプレイがあるので、メール本文も確認できると、より使いやすかったところです。

  • カバンからスマホを出さずに、いろいろな通知が受けられるのはとにかく便利。この機能のためにスマートウォッチを手放せない人も多いのでは?

とにかく多機能なHUAWEI P40 Pro 5G。運動をする人にはもちろん、筆者のようなインドア派も日常生活のチェックと健康管理に役立ちました。これだけ多機能で、さらにしっかりした作りとデザインでありながら、35,800円程度(税別)というのは、抜群のコストパフォーマンスといえます。