アプリの一部機能を取り出して画面に表示する「ウィジェット」は、これまで通知センターやToday画面(先頭ホーム画面の左側にある領域)に表示場所が限定されていましたが、iOS 14からホーム画面に配置できるようになりました。サイズも3種類から選べるようになり、活用の幅は広がっています。
そのウィジェットには、写真アプリ(カメラロール)で管理している画像を表示できます。ただし表示する写真は風まかせならぬAIまかせ、「For You」でお勧めの写真に選ばれた写真の中から自動選択されます。ユーザが指定した写真を表示する仕様ではありません。
ただし、ユーザの意思がまったく反映されないわけではなく、表示したくない写真を除外することなら可能です。写真アプリで「For You」タブを表示し、「おすすめの写真」に表示されている除外したい写真を長押しして「"おすすめの写真"から除外」を選択しましょう。以降、その写真がウィジェットに自動表示されることはなくなります。
「メモリー」の写真も自動表示の対象になるため、表示したくない写真は除外しておきます。メモリー欄に表示されている写真を表示して画面右上の「…」をタップし、現れたメニューで「これと似たメモリーのおすすめを減らす」を選択すればOKです。
表示する写真をユーザが指定できないことについては、サードパーティ製アプリ「Widgesmith」を導入すれば解決できます。アルバム単位での指定にはなるものの、あらかじめ写真アプリで好みの写真を登録したアルバムを作成しておけば、実質的に写真を固定する効果が得られますよ。