はい、本当です。iPhone 12は「Mag Safe(マグセーフ)」の磁石を利用した正確な位置合わせに対応すべく、背面にあるAppleロゴの周囲にリング状の磁石が埋め込まれています。無印のiPhone 12だけでなく、Pro/Pro Maxやminiについても同様です。

Mag SafeはiPhone 12シリーズ専用の充電アクセサリで、Qi規格準拠のワイヤレス充電を実現します。電源にはUSB-Cを採用、出力12W以上のUSB-Cポートに挿し込めば機能します(20W以上を推奨)。

iPhoneに磁石が埋め込まれているといってもその磁力は弱く、クレジットカードやキャッシュカードの磁気ストライプに悪影響を与えるほどではありませんが、ゼムクリップなどのごく軽い鉄製品は付着します。厚みや素材次第ではあるものの、ケース越しでもMag Safe充電器は付きますから、ワイヤレス充電するたびにケースを外す必要はありません。

なお、背面に埋め込まれているリング状の磁石は、外側がS極で内側がN極という構造です。そのため、ゼムクリップやネジくらい小さいものは付きますが、リングをまたぐほど大きい鉄製品/マグネットは(極同士の反発により)うまく付きません。

iPhone 12の背面にピッタリ付くものといえば、専用設計のMag Safeであり、レザーウォレットやシリコン/クリアケースなどの「Mag Safeアクセサリ」です。これらのアクセサリには、iPhone 12とジャストフィットする位置に磁石が配置されているため、Mag Safe充電器を付けるときの妨げになりません。レザーウォレットには、クレジットカードを入れても磁気ストライプに悪影響がないよう、シールド機能も用意されています。

  • iPhone 12の背面には磁石が埋め込まれているため、軽い鉄製品なら付きます