富士フイルムは、ミラーレスカメラ「Xシリーズ」用の超広角ズームレンズ「フジノンレンズ XF10-24mmF4 R OIS WR」を11月下旬に発売する。価格は税別131,000円。

【訂正】記事初出時より製品画像の誤りが訂正されたため、正しい画像に差し替えました(10月19日 11時)
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    XF10-24mmF4 R OIS WR

XFレンズシリーズの交換レンズで、焦点距離は15〜36mm相当(35mm判換算)をカバーし、開放F値はF4。既存の「XF10-24mmF4 R OIS」(2014年発売)の光学性能はそのままに、防塵・防滴・マイナス10度の耐低温構造を新たに採用。XFレンズで初めて、絞りリングにA(オート)ポジションロックを搭載した。

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    X-T4に装着したところ(正面)

レンズ構成は10群14枚(非球面レンズ4枚、EDレンズ4枚を含む)。球面収差や色収差などを効果的に補正し、画像中心部から周辺部まで高い解像力を発揮するという。絞り羽根枚数は7枚、最小絞りはF22。

最短撮影距離24cmを活かしたマクロ撮影が可能。被写体をクローズアップしながら背景を大きく取り入れた写真を撮影できるなど、超広角レンズならではの迫力のある表現が可能とする。最大撮影倍率は0.16倍。

高性能なジャイロセンサーを搭載し、従来モデルから手ブレ補正機能を1段分向上させ、3.5段の補正効果を実現。ボディ内手ブレ補正機能を搭載したミラーレスカメラ「X-T4」との組み合わせでは、5軸・最大6.5段の補正効果が得られるという。

本体サイズは77.6×87mm(直径×長さ)。重さは従来より25g軽量化し、385gとなっている(レンズキャップ・フード含まず)。フィルター径は72mm。レンズフードが付属する。

大口径の単焦点広角レンズ/コンパクトな望遠ズームを2021年投入へ

富士フイルムは10月15日、ミラーレスカメラ「Xシリーズ」用交換レンズの最新の開発ロードマップを公開。XFレンズ2本を開発中であることを明らかにした。

新たに開発発表した製品は、「大口径プライム」シリーズの単焦点広角レンズ「XF18mmF1.4」(35mm判換算で27mm相当)と、手ブレ補正機構を備えたコンパクトな望遠ズームレンズ「XF70-300mmF4-5.6 OIS」(同105-450mm相当)。いずれも2021年の登場を予告している。

富士フイルムは、今回明らかにした2本を加えた計37本のレンズラインナップで、Xシリーズにおける多様な撮影ニーズに応えていく。

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    ミラーレスカメラ「Xシリーズ」用交換レンズの最新の開発ロードマップ