NTTテクノクロスとデザミスは10月14日、乳用牛および肉用繁殖牛の分娩兆候を検知するアルゴリズムを共同開発し、デザミスが提供している牛の行動モニタリングシステム「U-motion」のオプションとして、肉用牛繁殖農家を対象に「分娩アラート」のサービス提供を同日から開始した。

U-motionは、ICT、IoT、AIなどの技術を活用して牛の行動(採食、飲水、起立、横臥、歩行、反芻など)をリアルタイムにモニタリングするサービス。

今回、提供を開始した「分娩アラート」は、尻尾の動きで分娩兆候を検知するU-motionのオプション。専用のセンサタグを牛の尻尾に装着し、加速度と気圧のデータから自動で分娩兆候を検知するということだ。

分娩兆候を検知すると、牛番号・牛舎番号などの個体情報をEメールで通知し、農場から離れた場所からも分娩予定の牛の行動を確認できるという。また、アラートが出た牛を優先的に対応することで、分娩事故のリスクを減らすことが可能だとしている。

なお、「乳用牛向け分娩アラート」に関しては、順次提供開始を予定している。