コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、2020年9月23日から27日まで、「東京ゲームショウ2020 オンライン」(TGS2020 ONLINE)を5日間の会期で開催した。

23日にオンライン商談がスタートし、24日から27日までは、出展社が最新情報等を紹介した「公式出展社番組」35番組のほか、主催者番組として、「未来は、まずゲームにやって来る。」をテーマに議論した「基調講演」やオフィシャルサポーターのはじめしゃちょーさんが参加した「オープニング番組」「エンディング番組」、eスポーツ大会番組「e-Sports X」、インディーゲーム開発者のプレゼンイベント「センス・オブ・ワンダー ナイト(SOWN)」などを実施。「日本ゲーム大賞」各部門の発表・授賞などを併せて、51の公式番組を配信した。

「基調講演」「日本ゲーム大賞 年間作品部門」「センス・オブ・ワンダー ナイト」などは英語による配信も行ったほか、一部出展社は中国語による配信も実施するなど、世界各国に向けて情報を発信。公式番組の総視聴回数は、国内外で3160万回以上を数えた。

視聴回数の内訳は、YouTubeが4,050,963回 (英語、中国語含む)、Twitterが7,511,301回、niconicoが1,726,014回、Twitchが875,350回(英語を含む)、TikTok LIVEが98,012回、Douyu(中国)が1,069,377回、Bilibili(中国)が2,315,761回、Douyin, Xigua, Toutiao(中国)が10,590,828回、IGNが3,369,336回(英語を含む)となった。

また、会期中はBtoBのオンライン商談も実施。リニューアルした「TGSビジネスマッチングシステム」は、5日間で40カ国・地域の企業・団体が利用し、商談申込数は前年比36%増の6,500件にのぼった。国際商談の比率は全体の73%を占め、なかでも中南米の利用が増え、2020年は4カ国36社(2019年は3カ国17社)が利用したという。

なお、2021年の「東京ゲームショウ」は、2021年9月30日から10月3日まで幕張メッセで開催する予定だ。