iOS定番の「メモ」は、その名のとおりメモ帳や備忘録として便利に使えるアプリです。ただテキストを書き残すだけでなく、写真や手書きイラストを添えたり、チェックリスト型式にしたり、工夫次第でいろいろな用途に使える応用範囲の広さが特長です。

その作成したメモですが、分類のうえ管理するとしたら「フォルダ」を作成することが第一の方法です。画面左上の「<フォルダ」をタップしてトップ画面へ戻り、「編集」ボタンをタップして「仕事」や「プライベート」といったフォルダを作成しましょう。以後、作成したメモを長押しし、現れたメニューで「移動」を選択、移動先の候補として表示されたフォルダをタップすればそこへ移動できます。

しかし、この方法はメモアプリらしくありません。確かに、作成したメモの内容にあわせてフォルダで分別管理すれば整然としますが、いちいちトップ画面へ戻らなければならず、フォルダの存在を意識したうえでメモを作成しなければならないからです。作成後にフォルダへ移動する作業も、つい忘れてしまいそうです。

そこで利用したいのが、検索機能です。メモアプリには全文検索機能が用意されていますから、仕事に関するキーワード、プライベートな出来事に関する単語で検索すればいいのです。検索は一瞬で完了しますから、いちいちフォルダを開き画面をスクロールさせながら内容を確認するよりスピーディーです。メモのどこかに「仕事:アイデア」とか「プライベート:料理」などと検索用のキーワードを残しておけば、より検索しやすくなります。

メモの形態で検索することも可能です。検索フィールドをタップすると、なにも入力していない状態では「共有メモ」や「ロックされたメモ」、「チェックリスト付きメモ」などの候補が表示され、タップすると該当する形態のメモに絞り込んで表示できます。写真など添付ファイルの有無、チェックリストの有無といった基準でも、じゅうぶん効率的にメモを分類・管理できるはずですよ。

  • 「メモ」を効率的に分類・管理する方法は?

    「メモ」を効率的に分類・管理する方法は?