仮想環境以外の便利ツールもアップデート

ParallelsはVMのほか、各OS向けに便利に利用できるユーティリティ集「Parallels Tools」と、リモートアクセスアプリ「Parallels Access」も販売しており、それぞれ単独アプリとして利用できるほか、Parallels Desktopユーザーには利用権が付与される。

ユーティリティ集の「Parallels Tools」は、初期リリース時に20個程度のツールが用意されていたが、最新のバージョン4ではMac版では40個あまりのツールが揃うまでに成長した。Macに加え、Windows、Linux用が用意されている。ウェブ上の動画のダウンロード、動画からGIFアニメーションの作成、履歴機能を持つクリップボードなど、単機能に絞った便利なツールが用意されている。最新バージョンでは度量衡の変換ツールや、一定時間作業すると休憩を促すツールなどが追加されている。

  • 新機能の一つ、「単位変換ツール」。通貨のレートは毎日欧州中央銀行が発表したレートをダウンロードして適用しているという)

Parallels Desktopの永続ライセンスユーザーには3カ月ぶんのライセンスが提供されるほか、サブスクリプション版ユーザーには1年分のライセンス(2,299円相当)が含まれる。

リモートアクセスアプリの「Parallels Access」は、iOS、Android、ウェブブラウザ(HTML5.0対応)からリモートでMacにアクセスして操作できるようにするソフト。最新版ではメールでParallels Accessをダウンロードするためのリンクを送信できるようになった。友人や家族などをサポートするときのために、インストールしてもらってからリモートで操作して問題を解決するといった使い方がやりやすくなる。

Parallels Desktopの永続ライセンスユーザーには3カ月ぶんのライセンスが提供されるほか、サブスクリプション版ユーザーには1年分のライセンス(2,000円相当)が含まれる。