米Googleは8月10日(現地時間)、iOS向けのGoogleマップの新機能を公表した。2017年に提供を終了させていたApple Watch用アプリを復活させ、CarPlayの「CarPlayダッシュボード」に対応させるなど、iPhoneプラットフォームのサポートを強化した。

  • Google Maps app for the Apple Watch

    Google Maps app for the Apple Watch

Apple Watch用アプリはルート検索(自動車、自転車、徒歩、公共交通機関)をサポートする。自宅や職場などGoogleマップに登録している場所のショートカットについては、Apple Watchからルート検索を開始可能。その他の場所は、iPhoneのGoogleマップ・アプリでルート検索を開始すると、自動的に連動するApple Watch用アプリにステップバイステップのナビゲーションと到着予定時刻(ETA)が表示される。「Google Maps app for the Apple Watch」は、これから数週間をかけてロールアウトする。

  • CarPlayダッシュボード

    Googleマップのナビゲーションで、CarPlayダッシュボードが利用可能に

「CarPlayダッシュボード」は、ナビゲーションを利用している時に、マップと共にメディアアプリ(ミュージック、ポッドキャストなど)の操作ボタンや各種情報(予定、ナビゲーション)を分割画面で表示する。iOS 13.4.1で同機能がサードパーティのナビゲーション・アプリにも開放され、Googleが対応したことで、GoogleマップのナビゲーションでもCarPlayダッシュボードを利用できるようになった。このアップデートは、10日から全てのCarPlay対応車で利用できる。