厚生労働省(厚労省)は7月31日、米ファイザーが独ビオンテック(BioNTech)と進めている新型コロナウイルス向けワクチンの開発が成功した場合、2021年6月までに6000万人分の供給を受けることでファイザーと基本合意に達したことを明らかにした。
今回の基本合意は、ファイザーとの間で供給量などの基本的な事項に関して合意を得たもの、今後、最終的な契約に向けた協議が進められていくことになる。
なお、同ワクチンは第2/3相臨床試験が進められており、早ければ10月にも規制当局に医療現場での使用に向けた何らかの申請が行われる可能性がある。また、厚労省では、ファイザーに限らず、新型コロナワクチンの開発を進めている複数の製薬メーカーとも協議を進めているとしている。