シャープは7月28日、8K関連技術の研究開発や8Kソリューションの提供を行う新会社「夏研科技(山東)有限公司」を中国・山東省に設立すると発表。今後、グローバルな体制で「8K+5Gエコシステム」の構築を図るとしている。

  • シャープ、8Kの研究開発会社を中国に設立

新会社の夏研は、中国のシャープ子会社「煙台夏智精密電子有限公司」(夏智)と、中国の投資会社である「煙台業達経済発展集団有限公司」(業達社)が業務提携し、シャープの子会社(孫会社)として2020年7月に設立する予定。出資比率は夏智が51%、業達社が49%。超高精細映像技術等に関する研究、開発、販売等を行っていく。シャープは夏研に対し、2名の役員を派遣。また、製品等の売買や開発委託等の取引を行う。

シャープは「8K+5GとAIoTで世界を変える」を事業ビジョンとして掲げ、2018年に組織横断型プロジェクト「8K Lab」を発足。2019年には顧客企業との共創により8Kソリューションの開発を加速させる「8K Labクリエイティブスタジオ」を開設するなど、8K技術の発展・普及に取り組んでいる。