JVCケンウッドは、ビクタースタジオがプロデュースするハイレゾ対応スタジオモニターヘッドホン「HA-MX100V」を7月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭価格は税別23,000円前後。

  • HA-MX100V

    HA-MX100V

原音再生能力と高い耐久性を両立し、多くの音楽制作現場で高い支持を得ているというモニターヘッドホン「HA-MX100-Z」(2016年、ビクターエンタテインメントから発売)をビクターブランドにリニューアル。ハウジングにビクターブランドの象徴である「犬のマーク」を刻印し、プロの音楽制作の現場や一般ユーザー向けに発売する。

音質チューニングやエージングといったスタジオエンジニアのノウハウを結集し、独自の数々の音響技術を搭載。「ビクタースタジオのモニタースピーカーで聴く現場の音をヘッドホンで再現する」というコンセプトのもと、アーティストが届けたい音を忠実に再現するスタジオモニターヘッドホンとして提案している。

日本製高純度CCAWボイスコイルや熱処理を施した低歪磁気回路を採用した、ダイナミック型のハイレゾ対応モニタードライバーユニットを搭載。スタジオでのモニタリングに必要とされる高い分解能を持ち、楽器やボーカルの質感などを豊かに表現するという。スタジオエンジニアによる実聴評価を繰り返し、豊富な情報量を持つハイレゾ音源においても高い再現性を追求した。

モニタードライバーユニットの性能を最大限に発揮させるために、振動板前面に独自技術のサウンドディフューザーを搭載。伸びやかで解像感の高い高域再生と、音場の自然な広がりを実現した。ビクタースタジオ仕様によるこだわりのエージングも行っているという。

低音再生力を増強するデュアル・クリアバスポート構造を採用。振動板の前室側と後室側の両方の背圧を最適化し、振動板を入力信号により忠実に動かすことで低音再生力を強化。歪みの少ない自然で繊細な音場表現が可能とする。

ケーブルはOFC導体で長さは2.5m、入力は3.5mmステレオミニで、セパレーションを向上させて自然な空間表現を実現する左右独立グランド仕様とした。スタジオでのハードな使用に対応する高耐入力、高耐久性を実現するほか、長時間使用しても疲れにくい装着感も追求している。

再生周波数帯域は10Hz~40kHz。出力音圧レベルは107dB/1mW、最大許容入力は1,500mWインピーダンスは56Ω。重さは265g(ケーブルを除く)。ネジ式6.3mm変換アダプターが付属する。