両モデルの大きな違いの一つがカメラです。
どちらも4つのカメラを搭載するクアッドカメラですが、メインカメラが6,400万画素のMi Note 10 Liteに対して、Redmi Note 9Sは4,800万画素。どちらも4つのPixelを1つのピクセルとして扱う「4in1スーパーピクセル」(ピクセル合成)によって、実際のセンサーサイズ以上の性能を発揮します。基本の撮影画素数はそれぞれ1,600万画素、1,200万画素となります。
加えてどちらも、800万画素の超広角カメラを搭載。スペック的には同等のようで、より広いエリアを撮影できます。
カメラの設計は同じ。Miはマクロ重視?
残り2つのカメラはそれぞれマクロカメラと深度カメラとなっています。面白いのは、マクロカメラがRedmi Note 9Sは500万画素、Mi Note 10 Liteは200万画素、深度カメラは逆に200万画素と500万画素になっている点です。
撮像素子を使う深度測位の場合、画素数の多い方が精度は高くなるので、より上位モデルのMi Note 10 Liteが500万画素を採用。コストを下げるためにもう一方をマクロカメラにした、ということでしょうか。Redmi Note 9Sの場合、500万画素マクロカメラと200万画素深度カメラの組み合わせの方がコストパフォーマンスが高かった、ということかもしれません。スペック的にはセンサーとレンズは両モデルで同じものに見えます。
いずれにしてもカメラの設計は同様で、メイン、超広角、マクロ、深度測位のクアッドカメラを採用しています。大きな違いはメインカメラの画素数の違いでしょう。
カメラのUIはほぼ同等で、オートモードの「写真」では、「0.6x」の超広角と「2x」の2倍ズームのレンズ切り替えができます。望遠カメラは搭載しないため、デジタルズームとなっています。
上部にはAIやHDRなどの設定がありますが、Redmi Note 9Sにはマクロの項目がなく、メニューから選択するタイプ。Mi Note 10 Liteは上部にマクロ切替ボタンがあります。このあたりもマクロを重視しているMi Note 10 Liteという印象を受けます。