カシオの耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の中で、極限へのあくなき挑戦を掲げる人気シリーズが「MASTER OF G」だ。陸・海・空のそれぞれをテーマにしたモデルがあり、今回、海に属する「FROGMAN」から新作が登場。6月の発売予定で、カラーリングの違いで3モデルをラインナップする。税込価格は99,000円だ。
G-SHOCK唯一となるダイバーズウオッチのFROGMANは、G-SHOCKとしては珍しい左右非対称のケースが大きな特徴。「カエル(蛙)」の愛称で親しまれ、アニバーサリーモデルやコラボレーションモデルでも多く採用されている。コレクターズアイテムとしても高い人気を持つ。
新作の「GWF-A1000」は、歴代のFROGMANとして初めてとなるフルアナログのモデル。G-SHOCKファンとして、アナログのFROGMANにはおどろいた人も多いのではないだろうか。FROGMANたる左右非対称のデザイン(左手首に装着しやすく手首の動きを妨げない)や、ISO規格200m潜水用の防水性能も継承している。
アナログ化は、「潜水時間を量的に把握したい」というダイバーの要望に応えたもの。たとえば「ダイブモード」では、時分針を重ねて視認性の高い1本の針として、 潜水時間の経過を分かりやすく表示する。
ムーブメントにも新開発のモジュールを採用。時針・分針・8時側インダイヤル針を独立駆動する3つのデュアルコイルモーターを備え、通常の時刻表示から潜水時間の表示へと、すばやい切り替えを実現している。
ケースには、樹脂の軽さとメタルの強さを兼ねた「カーボン繊維強化樹脂素材」を採用。裏ぶたとケースをカーボン繊維強化樹脂で一体構造にした「カーボンモノコックケース」によって、高強度・軽量化を達成している。バンドのフッ素エラストマー素材は、加水分解による劣化がしにくく、汚れにも強い。
アナログ化と並んでFROGMANとして初めて、スマートフォンとの連携機能を搭載。専用アプリによって、直感的な時刻修正、潜水ポイントや潜水時間の記録といった機能を提供する。