ソニーは、48V型の4K有機ELテレビ「BRAVIA A9S」を7月25日に発売する。テレビを設置する場所などの都合で、50V型以下のサイズしか選べなかったユーザーをターゲットとしており、価格はオープンプライス。店頭価格は税別230,000円前後を見込む。

  • BRAVIA A9S

    BRAVIA A9S

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    コンパクトな4K有機EL BRAVIA「A9S」

有機ELテレビの画面サイズのラインナップは、これまでは小さいサイズでも55V型から用意されることが多かった。今回、ソニーは48V型という比較的コンパクトなサイズを新たに追加。テレビの左右に収納部があるテレビボードやコーナー設置タイプなど、テレビを置く場所に制約があって50V型以下しか置けない、といったユーザーも有機ELテレビを選べるようにした。同社では「10年前の40V型テレビはベゼルが厚く、横幅は100cm前後あったが、A9Sは48V型に大画面化しつつ横幅約107cmとコンパクトになった」とアピールする。

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    A9Sの正面

クリエイターの制作意図を忠実に再現する最高峰“MASTER”モデルとしての画質性能や基本機能を備えており、4K/3,840×2,160ドットの有機ELパネルを採用。映像処理エンジン「X1 Ultimate」や鮮やかな色を再現する「トリルミナスディスプレイ」、独自の有機ELパネル制御技術「Pixel Contrast Booster」、動きの早い映像をくっきりと描き出す「X-Motion Clarity」、超解像エンジン「4K X-Reality PRO」といった高画質技術を搭載。HDR方式は、HDR10、HLG、Dolby Visionに対応する。

映像配信サービス「Netflix」の作品をスタジオ品質で表示できるという「Netflix Calibrated Mode」を備える。また、4K/HDRの映像とDTS音声で、劇場のIMAXエクスペリエンスを家庭で楽しめる「IMAX Enhanced」にも対応する(国内ではBRAVIAとTSUTAYA TVの組み合わせでのみ視聴可能)。

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サウンドにもこだわり、「Acoustic Multi-Audio」を搭載することで、画面から直接音が聞こえる「映像と音が一体となった視聴体験」を可能にした。Dolby Atmosにも対応する。スピーカーはアクチュエーター×2とサブウーファー×1の2.1ch構成で、総合出力は25W(10W×2ch+5W)。

新4K衛星放送が受信できるBS4Kチューナー、地上/BS/110度CSデジタルチューナーをそれぞれ2基搭載。USB HDD(別売)を接続することで、裏番組の録画もできる。

システムにはAndroid TVを採用しており、Chromecast built-inに対応。また「AirPlay 2」対応により、Appleデバイスを使った連携もサポートする(後日アップデートで対応予定)。Amazon Alexa対応機器から音声操作できる「Works with Alexa」も備えている。

HDMI端子は4入力。コンポジットビデオ入力×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドホン出力×1のほか、LAN端子と3系統のUSB端子を装備。IEEE 802.11ac/a/b/g/nの無線LANと、Bluetooth機能も備える。

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    奥行き25.5cmとコンパクトなサイズ感

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    側面から見たところ

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    上から見たところ

消費電力は279W(待機時0.5W)。年間消費電力量は179kWh/年(参考値)、スタンドを含む外形寸法/重量は、106.9×25.5×62.9cm(幅×奥行き×高さ)/17.6kg。スタンドを取り外し、別売の壁掛けユニットを用いることで壁掛け設置にも対応する。

新たに動画配信サービス「TSUTAYA TV」のダイレクトボタンを搭載したリモコンが付属する。

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    背面

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    壁掛け設置のイメージ