米Fitbitは3月31日 (現地時間)、アクティビティ/フィットネストラッカーの新製品「Charge 4」を発表した。GPSを搭載。心拍数に基づいた効果的な健康維持をサポートする「Active Zone Minutes」というパーソナライズ機能に対応し、睡眠関連機能が強化された。価格は149.95USドル (日本では21,980円)、4月13日に出荷を開始する予定。

GPS内蔵になったことで、ジョギングやウォーキングといったアウトドアのアクティビティにスマートフォンを持っていかなくても、Charge 4のみで距離やペースなどを正確にトラッキングできる。目標を設定して行える20種類以上のエクササイズ・モードにはGPSを活用できるモードが7つ用意されている。

  • Fitbit Charge 4

    GPS搭載、よりスマートウォッチに近づいた「Charge 4」

Charge 4は毎日24時間、継続的に心拍数を記録する。心拍数によって消費カロリーを正確に測定でき、新機能のActive Zone Minutes (心拍数ゾーン)では各ユーザーの心拍数ゾーンを割り出し、散歩からパワーヨガ、HIITワークアウトなどあらゆるアクティビティにおいて良好な効果が得られる心拍数ゾーンに達しているかを計測する。WHO (世界保健機関)やAmerican Heart Associationは、週に150分の適度なアクティビティまたは75分の活発なアクティビティを推奨している。Active Zone Minutesは適度なアクティビティに達した時間に対してクレジットを付与し、継続的な有酸素運動など活発なアクティビティではクレジットが2倍になる。ユーザーは、効果的なアクティビティのクレジットを確認しながら、限られた時間を有効に使って目標を達成できる。

睡眠トラッキングは、これまでスマートウォッチ製品でしか利用できなかった機能を備える。心拍数や睡眠時間、睡眠ステージ、寝返りの繰り返しなどから睡眠を分析。睡眠の質の変化をユーザーが把握できるように数値化して伝える (睡眠スコア)。スリープモードが質の高い睡眠の習慣化をサポート。また、睡眠サイクルを分析し、目覚めるのに適したタイミングで起こすことで快適な起床をサポートするスマートウェイクも将来のアップデートで利用できるようになる。

サイズは35.8×22.7×12.5ミリ。前世代からバンドの互換性が維持されており、Charge 4用のバンドに加えてCharge 3のバンドも利用できる。水深50メートルまでの耐水仕様になっており、水泳のトラッキングにも使用可能。センサー類は、3軸の加速度センサー、光学心拍モニター、GPS、高度計、NFC (Fitbit Payに対応)など。バッテリー動作時間は最大7日間 (GPS使用時は最大5時間)。