中国ファーウェイは2月24日、タブレット新製品「MatePad Pro」および「MatePad Pro 5G」をグローバル発表した。10.8インチの液晶ディスプレイ(2,560×1,600ドット)を載せ、重さはMatePad Proが460g、MatePad Pro 5Gが492g。MatePad Pro 5Gでは、5G通信に対応したKirin 990 5Gチップセットを内蔵する。

  • MatePad Proシリーズ

  • MatePad Pro 5Gを手にする、ファーウェイのRichard Yu氏

左右ベゼルが4.9mmと細く、画面占有率が90%となるタブレット新製品。MatePad Pro自体は中国国内で2019年11月に発表済みの製品だが、5G対応モデルは初のお披露目だ。

本体の厚みは最薄部で7.2mmとなり、持ち運びに適するとアピールされた。OSには、Android 10ベースの独自UI「EMUI with Android 10」を採用し、ドラッグ&ドロップ操作ができる新しいマルチウィンドウ機能も利用できる。

カメラは背面に1つ、前面に1つ。背面カメラは13MPで、パンチホール式の前面カメラは8MP。音響面では、4スピーカーと5マイク(ノイズキャンセリング用を含む)を用意する。本体にはワイヤレスチャージ機能を備え、本体への充電(最大27W)に加え、本体から対応機器への給電(最大7.5W)も行える。有線ポートはUSB 3.1 Type-Cを搭載。

  • ディスプレイの説明

アクセサリとして、専用キーボード「Smart Magnetic Keyboard」やペン機能「HUAWEI M-pencil」を用意。Smart Magnetic Keyboardは本体とマグネットで接続でき、ワイヤレスチャージやチルト入力が可能。また、M-pencilは細身のスタイラスペンで、側面にマグネット接続するとペンをワイヤレス充電できる。

MatePad Proでは外装にグラスファイバーを採用し、グレー、ホワイトの2色をラインナップする。MatePad Pro 5Gでは、外装がヴィーガン(PU)レザーとなり、オレンジとグリーンの2色をラインナップする。

価格は、 MatePad Pro Wi-Fi版が549ユーロから、同LTE版が599ユーロから(いずれも6GBメモリ+128GBストレージ時)。2020年4月にグローバルで提供を開始する。5G対応のMatePad Pro 5Gは799ユーロから(8GBメモリ+256GBストレージ時)。発売時期は「同社サイトで公開」との紹介だったが、現時点では発売に関する情報は掲載されていない。

  • マイクは側面に4つ、背面カメラ下にノイズキャンセリング用を1つ搭載

  • Smart Magnetic Keyboardにも対応する