トヨタ自動車とパナソニックは2月3日、2019年1月より両社で準備を進めてきた車載用角形リチウムイオン電池事業を手掛ける合弁会社の新社名を「プライム プラネット エナジー&ソリューションズ株式会社(PPES)」とし、4月1日付で事業を開始する計画であることを発表した。

新会社では、安心して使用できる安全かつ優れた品質・性能(容量、出力、耐久性など)、低コストなどを実現することで高い競争力のある電池を開発することを目指すとするほか、トヨタ以外にも広く安定的に電池の供給を行っていくとしている。

同社の事業内容としては、車載用高容量/高出力角形リチウムイオン電池の開発・製造・販売のほか、車載用全固体電池の開発・製造・販売ならびにその他の車載用次世代電池(新原理によるものを含む)の開発・製造・販売としており、幅広く自動車に利用可能な高性能かつ安全な2次電池を手掛けていく予定としている。

なお、出資比率はトヨタが51%、パナソニックが49%で、トヨタから電池セルの開発・生産技術領域の設備および人員が、パナソニックより車載用角形電池事業の開発・生産技術・製造(工場は日本および中国・大連)・調達・受注および管理機能にかかわる設備・その他の資産・負債および人員がそれぞれ移管され、従業員数は約5100名(中国子会社の2400名を含む)となることが予定されている。