QRコードを利用する機会が増えています。QRコードはカメラ機能を持つスマートフォンとアプリを用意すれば利用できるイニシャルコストの低さもあり、モバイル決済の手段の1つとして認識されるようになりました。LINEやTwitterで友だちをフォロー/被フォローするときにも、面倒な文字入力を省けるQRコードは欠かせません。

そのQRコードですが、利用するサービスに対応した専用アプリを使うことが基本。QRコード決済の場合、店頭に掲示されたQRコードを自分でスキャンする「読み取り」と、手元のスマートフォンに表示されたQRコードを店員にスキャンしてもらう「読み取られ」という2つの利用スタイルがありますが、いずれの場合も「○○ペイ」専用アプリの支払い画面を利用することが前提です。

しかし、それ以外のQRコードを読み取る場合、Android端末でおそらくベストな方法は「Googleレンズ」の活用です。GoogleレンズはGoogleアシスタント経由で起動でき、そのGoogleアシスタントはホームボタンを長押しすると起動しますから、どのような状態であってもすぐに呼び出せます。サードパーティー製アプリを用意する必要はありません。

画面下部にあるレンズボタン(角が丸い正方形の中央に円があるボタン)をタップすると、カメラにかざした画像を解析する「Googleレンズ」が起動します。カメラの視野にQRコードが検出されると周りが白線で囲まれ、それをタップするとQRコードの内容が解析され、URLのタップによるWEBページの表示などさまざまな処理ができるようになります。

なお、Googleレンズで「○○ペイ」のQRコードを読み取った場合、その決済サービスが使用するURLが検出されます。そのURLには専用アプリでなければアクセスできないことが多いため、Googleレンズを使わず専用アプリを使ったほうが手間はかかりません。

  • AndroidでQRコードをすばやく読み取るベストな方法は?

    QRコードの読み取りには「Googleレンズ」が便利です