ASUS JAPANは11月20日、Google製TPUを搭載したシングルボードコンピュータ「Tinker Edge T」を発表した。12月に発売する。価格はオープン。

  • Tinker Edge T

    Tinker Edge T

AI推論を高速に処理可能とする名刺サイズのシングルボードコンピュータ。機械学習アクセラレータであるGoogle Edge TPU(Tensor Processing Unit)を備え、0.5Wの電力使用で1秒あたり4TOPSを実行する。TensorFlow Lite(*)モデル用に最適化されているので、一般的な機械学習モデルを簡単にコンパイルして実行可能としている。

*TensorFlow Lite:オープンソースの機械学習フレームワーク

CPUにはクアッドコアのARM A53(1.5GHz)をベースにしたNXP i.MX 8Mを搭載。メモリはLPDDR4 1GBで、ストレージ用に8GB eMMCとmicroSDメモリーカードスロットを備える。外部への電力として最大45Wを供給可能。

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    上部から

  • Tinker Edge T

    インタフェース類

GPUはGC7000 Lite(1GHz)で、ディスプレイ接続用にHDMI×1、MIPI DSI(4レーン)×1を装備。ネットワークはGigabit Ethernet対応有線LAN×1、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.1だ。インタフェースは、USB 3.1 Type-C Gen1×1、USB 3.1 Gen1×2を備える。