スマートフォンは基本的に携帯電話ですから、音声通話はお手のもの。SIMカードに割り当てられた番号へ着信があれば呼び出し音が鳴り、画面に表示された赤い受話器ボタンをタップすれば応答できます。こちらから電話をかけるときには、キーパッドをタップしてダイヤルするもよし、連絡先アプリに登録した番号をタップするもよし、いろいろな方法で発信できます。
電話を切るときには、通話画面の下部に現れる赤い受話器ボタン(端末によりデザインは異なります)をタップするのが基本ですが、なぜか見失ってしまうことが。うっかり他のアプリを起動してしまったり、画面が暗くなり操作困難になったり、原因はさまざまです。
このような現象は、スマートフォンが同時に複数の処理(アプリ)を進められる設計であることが背景にあります。話の流れでカレンダーアプリをチェックするなど、通話中に電話以外のアプリに切り替える可能性があるため、通話しているどちらかが明確に通話を終了させないかぎり、つながった状態が維持される仕様なのです。
とはいうものの、突然のことだから何をどう操作したらいいのか不安だという場合には、電源ボタンで通話を終了できるよう準備しておきましょう。作業はかんたん、「設定」アプリを起動して「ユーザー補助」を選択し、操作欄にある「電源ボタンで通話を終了」スイッチをオンにしておきましょう。これで、画面がどのような状態であっても、通話中に電源ボタンを押せば回線が切断され通話が終わるようになります。電話の切り忘れ防止にもなりますから、スマートフォンを使いはじめたばかりという人にはお勧めの設定ですよ。