東京・中野にあるオーディオ・ビジュアル専門店、フジヤエービックが主催する「秋のヘッドフォン祭 2019」(入場無料)が、11月2日と3日の2日間、東京・中野の中野サンプラザで開催中だ。4G SIM対応のHiBy Musicプレーヤー「R8」や、iBasso Audioの重量級プレーヤーなど、日本初公開のプレーヤーを中心にレポートする。

  • HiBy Music iBasso FiiO COWON ULTRASONE

    「秋のヘッドフォン祭 2019」会場の中野サンプラザ

HiBy Musicのポータブルプレーヤー「R8」が日本初展示。ブースでは実際に動作するR8を触ることができた。国内での販売など詳細はまだ決まっていないだが、システムにAndroid Pを採用し、SoCにクアルコムのSnapdragon 625を採用。さらにオンボードの4G通信機能とSIMカードスロットを備え、ユーザーが別途SIMカードを入手して装着することで、単体でネットワーク通信ができ、R8だけで音楽ストリーミングサービスの再生が楽しめるという。

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    HiBy「R8」

  • HiBy Music iBasso FiiO COWON ULTRASONE

    オンボードの4G通信機能とSIMカードスロットを備え、ユーザーが別途入手したSIMカードを装着することで単体でネットワーク通信できるという

アユートのブースではAstell&Kernのハイレゾ対応ポータブルプレーヤー「SA700」のほか、独ULTRASONE(ウルトラゾーン)のポータブルヘッドホンアンプ「Panther(パンサー)」を展示していた。フジヤエービック限定で9月9日より発売しており、価格はオープンプライスで、実売価格は税込55,980円。

  • HiBy Music iBasso FiiO COWON ULTRASONE

    フジヤエービック限定販売のULTRASONE製ポータブルヘッドフォンアンプ「Panther(パンサー)」

ヘッドホン出力はステレオミニと2.5mm 4極バランスを備え、バランス出力時は950mW(32Ω)のハイパワー出力が可能。これによりインピーダンス300Ωのヘッドフォンも駆動可能としている。DACは旭化成エレクトロニクスの「AK4490」で、PCM 384kHz/32bit、DSD 11.2MHzのネイティブ再生に対応する。

容量3,000mAhのバッテリーを内蔵し、最大15時間の連続再生ができる(USB OTG接続時)。入力はUSBとステレオミニ。本体サイズは115.6×55.6×12mm(縦×横×厚さ)、重さは110g。