グループセブジャパンは10月31日、ティファールブランドから「ハンドブレンダー ベビーマルチ」を発表しました。大きな特徴は、約50mlという非常に少ない量の食材までかく拌できるアタッチメントが付属すること。発売日は11月1日、メーカー希望小売価格は16,400円(税別)です。

  • ハンドブレンダー ベビーマルチ

    離乳食用ブレンダーを装着した「ハンドブレンダー ベビーマルチ」

ハンドブレンダーといえば、鍋やカップの中に直接ブレードを入れて、食材をペースト状にかく拌できる手軽さが魅力。一般的なミキサーより簡単で使用後の洗い物も少ないことが多いため、離乳食を頻繁に作る家庭で特に人気。常に「赤ちゃんが生まれてからほしい家電」の上位に来る家電でもあります。

ただし、ティファールによると、離乳食初期の1食分はかなり少量。このため一般的なハンドブレンダーでは、1食分だけ作るのが難しいという問題がありました。もちろん作りすぎた離乳食は冷凍して使い回すことも可能ですが、冷凍すると風味が落ちると考える家庭も多く、「少量かく拌できるブレンダー」の要望は多いそうです。

今回の新製品、ハンドブレンダー ベビーマルチは、標準的なブレンダーアタッチメントのほか、少量の食材でもかく拌できる「離乳食用ブレンダー」と「離乳食用カップ」が付属しています。これらを使うことで、なんと50mlという少量の食材もきちんと滑らかにかく拌できるのです。

  • ハンドブレンダー ベビーマルチ

    ハンドブレンダー ベビーマルチの本体とアタッチメント。アタッチメントにはレギュラーブレンダーと離乳食用ブレンダー、クッキングカップと離乳食用カップのほか、フードプロセッサーのように食材を刻むチョッパー、泡だて用のウィスクが付属

  • ハンドブレンダー ベビーマルチ

    離乳食用ブレンダー(写真左)と、通常量の食材に使用するレギュラーブレンダー(写真右)を比較。離乳食用は大きさがコンパクトになっただけではなく、刃の一部が90度のフック型に折れた形。これにより少量の食材も逃がしにくくなっています

  • ハンドブレンダー ベビーマルチ

    離乳食用(写真左)と通常のブレンダー(写真右)では、使用するカップも異なります。離乳食用カップは下部が細くなる特徴的な形状

ちなみに50mlというのは、離乳食初期の子どものだいたい1食の量。会場では実際に、50ml前後の食材を使用した離乳食を作るデモンストレーションがありました。用意されたのは、ニンジンや大根をダシで煮込んだ「根菜のダシ煮」と、「しらすとほうれん草のうどん粥」の2品。離乳食用と通常のブレンダーで15秒ずつかく拌しました。

  • ハンドブレンダー ベビーマルチ

    ニンジンと大根、だし汁を、離乳食用(写真左)と通常のブレンダー用(写真右)カップに入れたもの。50mlの食材というのがかなり少量であるのがわかりますね

【動画前半】標準のレギュラーブレンダーでかく拌。ブレンダーのサイズがカップギリギリ。【動画後半】離乳食用ブレンダーでかく拌、ブレンダーが小さいため、カップの中で逃げた固形食材を追いかけるようにかく拌できます
(音声が流れます。ご注意ください)

  • ハンドブレンダー ベビーマルチ

    50ml量のダシ煮の材料(写真上)と、離乳食用ブレンダーを使用しただし煮ペースト(写真左)、標準ブレンダーを使っただし煮ペースト(写真右)。標準ブレンダーは角切りの材料が一部そのまま残っています

  • ハンドブレンダー ベビーマルチ

    しらすとほうれん草、うどんを全量で約50ml用意した食材(写真上)と、離乳食用ブレンダーを使用したうどん粥のペースト(写真左)、標準ブレンダーを使ったうどん粥のペースト(写真右)。だし汁のような液状の食材が含まれていないため、ダシ煮よりもかく拌できていない食材の差が顕著です

今回のハンドブレンダー ベビーマルチは、当たり前ですが離乳食以外にも使えます。子どもがいない家庭でも、少量のマヨネーズやソースを作るといった用途で活躍してくれそうです。また、ハンドブレンダー ベビーマルチの付属品からチョッパーとウィスクを省いた「ハンドブレンダー ベビー」も発売されます。11月15日発売予定で、メーカー希望小売価格は12,800円(税別)です。