ウォークマン40周年モデルのカセット画面9種類をコンプ!
最後に、カセットテープスクリーンセーバーについてもう少しだけ触れておきたい。
この機能で表示されるカセットテープの種類(見た目)は9つあって、これはA100シリーズ、ZX500シリーズ、そしてこのウォークマン40周年モデルすべて共通だ。カセットの種類は音楽ファイルの“再生品質”によって異なり、たとえばMP3やAACなどの圧縮音源はノーマルポジション(廉価/普及/上級)とハイポジ(初代)、CDクオリティのWAVではハイポジ(JHFの後続/UCXの上位)を表示する……という仕掛けが備わっている。フェリクロームやメタルテープも用意されている。
と、このように書いておきながら、お恥ずかしながら筆者はこれらの実在したカセットに触れたことがないので、いまひとつピンときていない。申し訳ないがその知識は追々身につけるとして……カセットスクリーンセーバーは細かいことを意識せずとも、見ているだけで目に鮮やかで気分が上がる。再生楽曲の曲名やアーティスト名がテープのインデックス(に相当する箇所)に表示されているのも、らしさがあって良い。
9種類も用意されているとなれば、コンプリートしたい気持ちになるのがオタクの性(SaGa)というものだ。今回は初代ウォークマンAのCMに敬意を表し、手持ちのフランツ・フェルディナンド「Do You Want To」のCD音源から異なる形式にエンコードした音楽ファイルを用意して再生し、それぞれのカセットスクリーンセーバーの画面を撮ってみた。なおハイレゾ音源だけ、別の音源を使って表示させている。
【圧縮音源(CDクオリティ未満)】
【CDクオリティ音源】
【ハイレゾ音源】
なんだか予約購入したウォークマン40周年モデルが届く前から、やりたいことをやりきってすっかり堪能してしまった気もするが、いやいや、そんなことはない。“2019年カセット沼への旅”はまだまだこれから。
そのうちカセット音源を買い漁り、ウォークマン40周年モデルのストレージに入れて聞くためにデジタル化する術を探す……、なんてことをやり始めるかもしれない。楽しい時間はこれからだ。