東芝映像ソリューションは、4K有機ELテレビ「レグザPro X930シリーズ」に搭載している、声だけでテレビを操作する「レグザボイス」・「Alexa」を機能強化。新たにハンズフリー操作に対応するための本体ソフトウェアアップデートを10月29日より実施する。
東芝4K有機ELテレビの最上位「X930」シリーズ(65X930、55X930)は、2019年9月のアップデートによって付属のリモコンを使って音声操作する「レグザボイス」と、Amazonの音声アシスタント「Alexa」に対応した。リモコンの「ボイス」ボタンを押してから、見たい番組名やシーン名をリモコンに内蔵されているマイクに話しかけると音声操作できる。
今回のアップデート後は、X930シリーズの前面下部に内蔵しているマイクを活用し、テレビに向かって話しかけるだけで、ハンズフリーで電源のオン/オフ操作をしたり、「NHKを見たい」、「天気予報を知りたい」といった操作が可能になる。2019年9月に「10月下旬のバージョンアップで対応予定」と発表していたもので、正式に提供が決まった。
レグザボイスでは、テレビに向かってウェイクワード(「OKレグザ、」)に続けて「(番組名など)が見たい」、「(チャンネル名)にして」、「音量○○(○は20などの数字)」などと呼びかけることで、見たい録画番組やチャンネルに切り替えたり、音量調整といった操作をリモコンを持たずに行える。
Alexaでは天気予報を確認したり、ニュースを読み上げたり、Amazon Musicの音楽を再生できる。なお、リモコンマイクを使う場合、レグザボイスとAlexaの切り替えはリモコンの黄色ボタンを押して行う。それぞれの音声操作方法の詳細は、東芝のWebページで公開している。
このほか、今回のアップデートではテレビの画質周りにも調整を加えており、「映画モード」や、部屋の明るさと番組の種類に合わせて見やすい画質にする自動画質調整モード「リビングAI」に設定しているときの画質が向上するという。