6つの出力端子を備えたTaichiグラボ

ASRockの「Radeon RX 5700 XT Taichi X 8G OC+」は、トリプルファンの大型クーラーを搭載するRadeon RX 5700 XTグラフィックスカード。このモデルは、同社マザーボードではお馴染みの「Taichi」ブランドを冠した初の製品だ。バックプレートに歯車を配するなど、Taichiらしいデザインとなっている。価格は64,500円前後。

  • ASRockの「Radeon RX 5700 XT Taichi X 8G OC+」。Taichiモデルが登場した

    ASRockの「Radeon RX 5700 XT Taichi X 8G OC+」。Taichiモデルが登場した

  • 長さは324mmで厚さは2.5スロット。中央のファンだけ光る独特のデザイン

ブーストクロックは通常の1,905MHzから2,040MHzへと、大幅に高速化。10+1フェーズ電源を搭載するなど、ハイエンドらしいスペックとなっている。この製品の大きな特徴は、DisplayPort×4とHDMI×2を搭載し、そのまま6画面の同時出力が可能なこと。大画面環境を構築してゲームをしたいときなどに最適だろう。

  • バックパネルの出力端子。通常よりも、DisplayPortとHDMIが1個ずつ多い

  • 6台のディスプレイを並べれば、迫力の大画面でゲームをプレイできる

タイプCを省略したRTX 2080 Tiカード

MSIの「GeForce RTX 2080 Ti Ventus GP」は、デュアルファンクーラーを搭載するGeForce RTX 2080 Tiグラフィックスカード。従来モデル「Ventus 11G OC」の後継製品で、USBタイプC端子を省略したほか、ブーストクロックが標準通りになり(1,635MHz→1,545MHz)、コストダウンが図られた。価格は148,500円前後。

  • MSIの「GeForce RTX 2080 Ti Ventus GP」。コスパ重視のVentusに新モデル

  • 外観は従来通りだが、出力端子が変更。DisplayPort×3、HDMIとなっている

CFD GamingブランドからDDR4メモリ

CFD Gaming(CFD販売)より、高品質な選別チップを採用したというハイエンド向けのDDR4メモリ「HX1」シリーズが登場した。ヒートシンクにRGB LEDを搭載しており、マザーボード各社の発光制御機能との連携が可能。速度はDDR4-3600で、容量は8GB×2枚という構成だ。パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店での価格は11,528円。

  • CFD Gamingの「HX1」。RGB LEDを搭載したゲーマー向けのDDR4メモリだ

  • ヒートシンクはチタンカラーのアーマーデザインを採用。立体感もある

また同時に、価格を抑えた「CX1」シリーズも発売が開始された。HX1と比べると、LEDを省略したほか、ヒートシンクもシンプルになっている。速度はDDR4-3200/2666の2種類。容量はそれぞれ、8GB×2枚と16GB×2枚が用意されている。同ショップでの価格は、DDR4-3200が10,208円と17,028円、DDR4-2666が8,228円と15,378円。

  • こちらは「CX1」シリーズ。カジュアルゲーマー向けという位置づけだ

  • ヒートシンクはノコギリ状のデザイン。ロープロ設計で干渉はしにくい