Microsoftは10月1日、PCゲームのシェーダーコンパイル時間や、それに伴うカクつきを抑える「Advanced Shader Delivery(ASD)」について、対応ハードウェアを大幅に拡大すると発表した。「Gears of War: E-Day」で対応を開始するほか、10月中にはGeForce RTXやIntel Arcなどにも対象を広げる。

  • Windows 11「Advanced Shader Delivery(ASD)」機能が本格展開へ。GeForceやIntel Arc、Snapdragonにも対応

    Windows 11「Advanced Shader Delivery(ASD)」機能が本格展開へ。GeForceやIntel Arc、Snapdragonにも対応

Advanced Shader Delivery(ASD)機能は、ゲームで必要となるシェーダーをユーザーのPCで一からコンパイルするのではなく、あらかじめコンパイルした状態でゲームとともに配信する仕組み。初回起動時に長時間シェーダーのコンパイルを待たされたり、プレイ中のコンパイルによってカクついたりする問題を軽減できる。ASDに対応した「Gears of War: E-Day」では、通常のPCで数分かかる初回起動時のシェーダーコンパイルを数秒まで短縮でき、コンパイル時間を約95%削減できるという。

これまでASDはAMDのRDNA 1~RDNA 4世代GPUを中心に提供されていたが、10月から対応ハードウェアを拡大する。現時点ではAMD RDNA 1~RDNA 4とSnapdragon X2シリーズをサポート。10月後半にはIntel Arc B570/B580、Core Ultraシリーズ2/3の内蔵GPUに加え、NVIDIAのすべてのGeForce RTX GPUおよびRTX Sparkにも対応する予定だ。

「Gears of War: E-Day」は、これらAMD、Intel、NVIDIA、QualcommのGPUをまたいでASDを利用できる最初のゲームとなる。利用にはWindows 11 24H2以降と対応GPU、対応ドライバなどが必要。「Gears of War: E-Day」で利用する場合は、ゲームをダウンロードする前にXbox PCアプリをインストールしておく必要がある。ASDが動作している場合、ゲームの起動画面には「Precompiled shaders installed」と表示される。

今後は「Call of Duty: Modern Warfare 4」もASDに対応する予定で、Microsoftではさらに対応タイトルを増やしていくとしている。