端子はWMポートを廃し、USB Type-Cに!

A100の底面の端子が、既存のA50まで採用されていたWM-PORTからUSB Type-Cに変更されたのは、大きな注目ポイント。ソニーの調査では「ウォークマンの不満点トップ10」の中でも「ウォークマン専用ケーブルしか使えない」点が筆頭に上がるほどで、ユーザーの声を反映して今回からUSB-Cに変更した。

付属のケーブルで充電できるほか、アイ・オー・データ機器製の光学ドライブ“CDレコーダー”「CDレコ」(別売)をつないで、手持ちのCDをPCを使わずにウォークマンに直接取り込める。底面にはmicroSDカードスロットも搭載し、ストレージの増設ができる(内蔵ストレージは16GB)。ステレオミニ出力や、ストラップホールも備える。

  • NW-A100

    NW-A105の底面。USB Type-CとmicroSDカードスロットを備える

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    NW-A105(左)とNW-A55(右)の底面。従来のWM-PORTと違ってUSB-Cはスッキリして見える

A100の本体サイズは97.3×54.8×11mm(縦×横×厚さ)で、A50よりもやや丸みの少ないしっかりとしたデザインに変わった。Androidを搭載しながらもA50(97.3×54.8×10.7mm)とほぼ変わらないサイズ感を実現。画面は3.1型から3.6型に大型化しつつ、解像度も800×480ドットから1,280×720ドットへの高精細化を図った。

  • NW-A100

    NW-A105(左)を従来のNW-A55(右)並べてみると、サイズ感を維持しながら画面が大きくなったのが分かる。代わりに丸っこい雰囲気は薄れ、“小さなAndroidスマホ”感がでている

本体側面には、A50と同様のハードウェアキーを備え、音量ボタンはシーソータイプから音量アップ・ダウンが独立したボタンになった。

  • NW-A100

    NW-A105の物理ボタン。音量ボタンは独立ボタンに変わった

A100の本体は、A50同様に削り出しのアルミキャビネットを採用して剛性を高め、「低音域がさらにクリアで力強くなった」とする。また、新たに上位モデルで採用している高音質パーツをA100にも採用。フラッグシップのWM1シリーズや、上位モデルのZXシリーズで採用している「Fine Sound Register」や、ZX300シリーズのフィルムコンデンサを備えている。これにより「伸びがある自然な音質」や「透明感のある艶やかな音質」を実現している。

  • NW-A100

    削り出しのアルミキャビネットができるまで(左下〜右下)。基板(右上)には上位モデルの高音質パーツを採用した

別売のイヤホン「IER-NW510N」(税別12,000円前後、A105HNには同梱)と組み合わせて、アクティブノイズキャンセリング機能が利用可能。6mm径のドライバーを搭載し、ハイレゾ再生や、外音取り込みにも対応したイヤホンとなっている。イヤホンのデザインは既存のIER-NW500Nよりも50%サイズダウンし、豆のような丸っこいデザインに変わった。

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    従来よりも小型化したイヤホン「IER-NW510N」(左)。右が既存の「IER-NW500N」

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    利用イメージ

Bluetoothによるワイヤレス再生にも対応し、LDACコーデックをサポート。ハイレゾ相当のワイヤレス再生が楽しめる。

連続再生時間は最大16時間(FLAC 192kHz/24bit再生時)で、MP3再生時は最大26時間。重さは103g。USB端子キャップ×2が付属する。別売オプションとして、画面カバー付きのソフトケース(税別3,500円前後)や、シリコンケース(同2,000円前後)、画面保護シート(同1,500円前後)などを用意する。

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    別売のソフトケース(上段)や、シリコンケース(中段)を用意する