毎日の負担を減らしてくれる便利な新機能たくさん
汚れ落ちの高さだけではなく、TW-127X8は使い勝手も向上しています。とくにうれしいのが液体洗剤と柔軟剤の自動投入機能。洗剤の自動投入は、洗濯する衣類にあわせた洗剤量を計算する必要がないうえ、洗濯時に「洗剤を入れる」というひと手間がなくなります。
さらに、洗剤を置くスペースが必要なくなるなど、多くのメリットがある便利な機能です。最近は国内メーカーのフラッグシップモデルの多くが搭載していますが、ZABOONもとうとう対応に。液体洗剤は1,000ml、柔軟剤は700mlと、洗剤投入タンクが大きいのも魅力です。
もうひとつの便利ポイントがスマートフォンとの連携です。スマホアプリでできるのは、外出先からの洗濯スタートや予約時間の設定、コース変更などの操作、洗濯終了時の通知設定、エラーの詳細表示など。取扱説明書も専用アプリからチェックできます。
個人的に便利だと感じたのは、やはり外出先から洗濯設定。洗濯機本体で「外から予約」を選択すると、外出先から洗濯コースや洗濯時間などを設定できます。乾燥した衣類はドラムに入れたままにするとシワになりますし、洗濯後の濡れた衣類を放置すると雑菌の繁殖が心配です。帰宅時間がわかったタイミングで洗濯を開始したり、「雨が降ってきたから今日は洗濯後乾燥までしよう」と、コースを変えられる点が便利です。
ちょっとお高いけど機能の妥協なし
使いやすさや洗浄力の高さが注目されがちですが、東芝のドラム式洗濯乾燥機は見えない部分も非常によくできています。
たとえば容量。洗濯容量12kgというのは他社のフラッグシップモデルでもありますが、乾燥容量7kgはなかなか見ない大きさです。忙しい家庭にとって、大量の衣類を乾燥まで仕上げられるのはうれしいポイントでしょう。
見えない部分まで手を抜いていないのもZABOONの特徴で、注目は静音性能と低振動。動作音は脱水時も約37dBと、図書館の中くらいの音しかしません。また、振動や揺れを抑えるクッションによって、「ジーンズ一本」など洗濯槽内で偏りやすい少量洗濯でも、エラーを起こさずに洗濯が可能です。
このほか、国内メーカーでは数少ない「60℃熱湯洗い」に対応していたり、液体洗剤と柔軟剤の自動投入時にそれぞれ異なるピストンを使って洗剤の混合を防止していたりと、細かな部分にこだわりを感じる製品。35万円と安い買い物ではありませんが、それだけの性能を感じさせられました。
-
乾燥は消費電力が少なく、ふんわり仕上がるヒートポンプ式。最近の高級乾燥機に多く搭載されている方式です。会場ではTW-127X8で乾燥したタオルと外干ししたタオルの比較も展示。TW-127X8で乾燥したものはふっくらと高さがありました