レノボ・ジャパンは25日、フルHD解像度の14型モバイルディスプレイ「ThinkVision M14」を発表した。約570gの重さで手軽に持ち運べる上、USB Type-Cポートのみで給電・画面出力に対応するため、外出先でマルチモニター環境を構築できる。6月25日に発売し、価格は税別36,000円。

  • ThinkVision M14

ThinkVision M14は、約570gの重さの14型フルHD IPS液晶搭載のモバイルディスプレイ。2019年2月にバルセロナで開催された通信関連展示会「MWC19」で参考展示されていた製品だが、今回日本での発売が決定した。

本体にはUSB Type-Cポートを搭載し、映像出力が可能なPC側のUSB Type-Cポートとつなぎ、ケーブル1本で給電・画面出力に対応する点が特徴。USB Type-Cポートは本体スタンド部の左右両方に1基ずつ備え、ノートPCのポート位置を気にせずつなぐことができる。ハブ機能も備え、電源と接続するとPC側への電力供給も可能。

  • 本体背面。スタンド部にはUSB Type-Cポートを2基搭載し、両ポートとも充電・画面出力に対応する。ACアダプタの接続は不要だ

本体は3辺狭額ベゼルを採用。解像度は1,920×1,080ドットのフルHDで、広視野角のIPSパネルとなる。25日発表のThinkPad X1シリーズときょう体サイズが近く、同シリーズと重ねて持ち運べる設計を取り入れている。下部のスタンドにより自立でき、10度~90度の角度調整も行える。

コントラスト比は700:1、視野角は上下/左右それぞれ178度、輝度は最大345cd毎平方メートル、応答速度は6ms。本体サイズはW323.4×D96.5×H209~220mm。

  • 本体左右。ディスプレイ部の厚みは4mmと薄く仕上げた。スタンド部には盗難対策にケンジントンロックを装備する