米Googleは6月6日 (現地時間)、クラウドゲーミングプラットフォーム「Stadia」のサービス料金やプランなどを発表、米国などで「Stadia Founder’s Edition」の予約販売を開始した。
Stadiaは、WebブラウザChromeが動作する環境であれば、クラウドからのストリーミングで高品質なゲームをPC、タブレット、TV、スマートフォンなどで楽しめる。Googleは「Stadia controller」という専用コントローラを用意し、遅延を抑えられる同コントローラで遊ぶことを推奨しているが、HIDコントローラでプレイすることも可能だ。
Stadiaのサービスは「Stadia Pro」と「Stadia Base」の2プランがある。Stadia Proは月額9.99ドル。最大4K (60fps)のストリーミング、5.1chサラウンドに対応し、無料で遊べるゲームが含まれる。Stadia Baseは無料。ストリーミングは最大1080p (60fps)でステレオ音声。遊べるのは購入したゲームのみ。
まずは今年11月に欧米の14カ国においてStadia Founder’s Editionに含む形でStadia Proの提供を開始し、Stadia Baseのローンチは2020年になる。Stadia Founder’s Editionは「Chromecast Ultra」「限定色ナイトブルーのStadia Controller」「Stadia Pro (3カ月分)」「友達1人をStadiaに招待できるBuddy Pass (3カ月分)」「Founder限定のStadiaネーム」などをまとめたアーリーアダプター向けのパッケージだ。制限数に達したら販売を終了する。米国での価格は129USドルだ。
ローンチの段階では、ゲームを遊べるスマートフォンはPixel 3/Pixel 3 XL/Pixel 3a/Pixel 3a XLのみになり、そのほかの機種は今後追加予定。ゲームの購入と管理はAndroidデバイス (Android M以上)、iOSデバイス (iOS 11以上)で、Stadiaアプリを使って行える。通信速度は、4K (60fps) 5.1ch音声で35Mpbsを推奨、1080p (60fps) 5.1ch音声で20Mbps、最低でも720p (60GPS)ステレオ音声を実現するために10Mbpsが必要になる。
「Destiny 2」がStadia Proの最初の無料タイトルになる。すでに21のパブリッシャがStadiaのサポートを表明しており、「Assassin’s Creed Odyssey」「Baldur’s Gate 3」「Ghost Recon Breakpoint」「The Division 2」「Final Fantasy XV」など、数多くの対応タイトルが公表された。対応タイトルなどの情報は、YouTubeのStadiaチャンネルで提供する「Stadia Connect」を通じてアップデートする。