ヘッドホンだけじゃない! 「ニアフィールドリスニング」向けスピーカーに注目

春のヘッドフォン祭 2019では、近年盛り上がりをみせている「ニアフィールドリスニング」用のスピーカーも数多く展示されていました。どのメーカーも、コンセプトやルックス、サウンドなどがユニーク。作り手の想いが色濃く製品に現れているのがわかります。

日本国内では、居住環境や住居スペースの都合上、必然的にニアフィールドリスニングとなるケースも少なくありませんので、今後も人気が高まっていくのではないでしょうか。

  • AudiFillは、強さと粘りをあわせ持ち、豊かで深みのあるサウンドを響かせる国産ひのきを使ってスピーカーを製作する工房。繊細なサウンドと、美しい木目が印象的な小型2wayスピーカー「Concept-SOLA」(完全受注生産)も展示されていました。オイルを繰り返し塗布し、美しく仕上げられたSOLAのボディは手触りも最高です

  • オリジナル加工の木製iPhoneケースなどでも知られる松葉製作所。木材の精密加工を得意とする同社は、そのスキルを活用した木製積層スパイラルホーンスピーカーを展示しました。総無垢ウォールナットの質感は、上質なインテリアとしてもおすすめできます

  • A&Cオーディオが取り扱うTRIPHONICブランドでは、直径6cmのフルレンジスピーカー(F60A型)を搭載し、カラーバリエーションも美しいデスクトップスピーカー「Evangelist-061」と、2wayの小型ブックシェルフスピーカーの最新作「Evangelist-102」が人気となっていました。小型サイズからは想像もできないサウンドが魅力のEvangelist-061ですが、16色と豊富なカラーオプションも魅力。パールはインスタ映えしそうな艶やかな色合いで、女性の部屋にも合いそうでした

  • MH audioは、「世界最小の本格オーディオ」をうたうオーディオメーカー。クリアで立体的に音楽を再生可能なアコースティックスピーカー「WAON(和音)」をはじめ、ミニマルデザインのスピーカーや超小型オーディオアンプ「DA-1」などがラインナップされ、多くの人が集まっていました。WAONは小型でシンプルな形状と色合いで、サウンドは腰があり艶感があります。WAONはカフェや書店、インテリアショップなどでも導入されているそうです