間違ってアプリを消してしまったけど、復活できる? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

iPhoneをポケットに入れて体を動かしたときなど、なにかの拍子にアプリを削除してしまうことがあります。指紋認証(Touch ID)や顔認証(Face ID)に対応したiPhoneが増えてからというもの、ホームボタンを誤って押してしまうことが減ったため、アプリの誤消去は少なくなりましたが、自分の考えて削除したけれど後で後悔、というケースはなくなりません。

削除(アンインストール)したアプリは、基本的には復元することが可能です。App Storeで購入/ダウンロードした履歴は、Apple IDとひも付けられた形でクラウド上に保存されるため、同じApple IDを利用しているるかぎり何度でも再ダウンロードできます。アプリを購入したという情報も残されているので、課金されることはありません。

ただし、削除したアプリがApp Storeから消えている場合には話が変わってきます。開発元の事情で公開を停止した、Appleにより公開許可が取り消されたなどの事情で姿を消したアプリは、二度と再ダウンロードできません。

首尾よくアプリを再ダウンロードできたとしても、保有していたデータやアプリの状態まで復元できるとはかぎりません。クラウド上にデータを保管するアプリであればよし、ローカル(iPhoneの内蔵ストレージ)にのみデータを保管するアプリだった場合は、削除のタイミングでデータは失われています。一部のゲームのようにデータにこそ価値があるアプリでは、復活できたとしても虚しい結果になります。

つまり、間違ってアプリを消してしまったけれど復活できるかという質問は、アプリがどのような機能を持つか、どこにデータを保管しているかで答えが大きく異なります。大切なアプリはうっかり削除しないよう注意しましょう。