今回のCP+は各社のフルサイズミラーレスが注目を集めましたが、各社のブースを回っているとユニークなアクセサリーが多く展示されているのに驚かされます。そこで、なかでも目を引いた珍品アクセサリーをまとめて紹介します! CP+に来場した人も、見逃しているアイテムがあるかもしれません。

  • 【miggo「PICTAR PRO」】iPhoneをデジタルカメラのように操作できるアクセサリーです。専用カメラアプリを使うことで、シャッターボタン半押しでのAFが可能になり、フォーカスロックによる撮影ができます。iPhone 6以降の機種に対応

  • iPhone単体と違って、片手でも安定して撮影できるのがポイント。バッテリーを搭載しており、QiでiPhoneを充電できます。2019年夏に2万6000円程度で発売する予定とのことです

  • 上部に一般的な形状のシューが付いているので、LEDライトなどが装着できます

  • 専用カメラアプリでは絞り優先、シャッター優先、マニュアルモードなどが利用可能。ダイヤルで設定値を変えられます

  • 底部には、一般的な三脚に装着できるネジ穴が備わっています

  • 【ロモグラフィー「Lomogon 2.5/32 Art Lens」】ロモグラフィーの代名詞的なフィルムカメラ「LC-A」の写りを彷彿とさせるという、一眼レフカメラ用の交換レンズ。写真は、マウントアダプターを使ってα7に装着したところ。現在クラウドファンディングで予約を受け付けています。発送は2019年末の予定

  • ダイヤル式の絞りを備えているのが特徴です。絞りの形が真円なので、きれいな丸ボケが楽しめます。フルサイズセンサーに対応しており、マウントはキヤノンEFとニコンF。焦点距離は32mm、最大絞り値はF2.5です。左のカメラがLC-Aです

  • 【YONGNUO「YN35mm F1.4」】中国ヨンヌオブランドの一眼レフカメラ用レンズです。35mm F1.4の明るいレンズは、カメラメーカー純正品はとても高価ですが、ヨンヌオなら4万4000円ほどと安価。キヤノンEFマウント用になります

  • レンズフードは金属製。スタッフによると、中国国内では高い評価を得ているそうです。従来品よりも、AF速度の向上とAF時の静粛性が図られているとのことでした

  • 【LAOW「24mm F14 2× MACRO PROBE」】昆虫撮影などで威力を発揮するマクロレンズ、いわゆる「虫の目レンズ」です。撮影倍率は2倍と高いですが、広角の24mmなので近づいても広い範囲を写せます。実売価格は税込み21万5000円前後で、すでに販売を開始しています

  • レンズの真ん中あたりまでは防水となっているので、そのまま水中の撮影も可能。先端にはLEDライトも付いています。フルサイズカメラに対応しており、キヤノンEF、ニコンF、ソニーEF、ペンタックスKマウント用がラインアップされます

  • 【カンリンポーチェ「ピンホール付きボディーキャップ」】レンズ交換式カメラのボディーキャップを利用したピンホールレンズ。カラフルな塗装が目を引きました。ピンホールレンズとは、小さな穴だけのレンズのこと。画面全体にピントが合った柔らかい写真が撮れます。中国のメーカーで、カンリンポーチェとはカイラス山のこと

  • 各カメラに対応するキャップで製造されます。発売時期は未定。価格は2,000円前後で、ラプラスから発売されます。穴はレーザーによって開けるほか、各カメラに合わせた位置調整も行っているとのことでした

「宙玉」が撮影できるクリスタル製のボールも

  • 【King「レンズボール」】「宙玉(そらたま)レンズ」として知られる、宙に浮かんだ球体に被写体が写る透明なボールです。手で持ったり、付属のスタンドを使って置いたりして使います。小型のKLB60はスマホ向けで2,600円ほど。大型のKLB90はミラーレスカメラなど向けで6,400円ほどです

  • 実際にKLB90を置いて、ミラーレスカメラで撮影してみました。ボールの中は上下が逆に写るので、作例は上下を反転してあります。KLB90は約960gと重く、手持ちでの撮影は大変なので、付属スタンドに三脚のネジ穴があります

  • Kingのブースには、レンズボールを使った作例がたくさん展示してありました

  • 【BEASTGRIP「アナモルフィックレンズ」】スマートフォンで外付けレンズを使用するためのシステムです。大型のグリップが付いているので安定して撮影できます。4月に発売される新製品として、アナモルフィックレンズを搭載したモデルが参考展示してありました

  • アナモルフィックレンズは、映画撮影などでワイドスクリーンの横長映像をより高画質に記録するために使用されるレンズ。16:9の画面にワイドスクリーンの画角を圧縮して記録し、後から戻す仕組みです。こうした手法がスマホで簡単に行えるとしています

  • 【ビクセン「at4 M4×18、at6 M6×18」】一般的な双眼鏡は数m先からしかピントが合いませんが、これは55cmという近距離でもピントが合う双眼鏡です。美術館の展示品などを仔細に見られるのがポイント。重量も145gと軽量です。4倍と6倍があり、実売価格は税別8,000円~8,500円となっています