Skullcandy Japan合同会社(以下Skullcandy)は2月20日、同社初の完全ワイヤレスイヤホン「Push」を発表しました。希望小売価格は12,900円(税別)で、3月15日に発売します。発表会で実機に触れ、試聴するチャンスがあったので、その感想をお届けします。

  • 完全ワイヤレスイヤホン「PUSH」

Pushのきょう体は細長く、少し大きめでしょうか。耳へ装着すると、細長い丸に見えるのが特徴です。バッテリー内蔵のイヤホンケースからイヤホンを取り出すと自動でスマホなど再生機器とのペアリングがはじまり、イヤホンをしまうと自動で電源が切れます。イヤホンケースのバッテリー残量がなくなっても、イヤホンをしまうときに通電して電源が切れる仕組みとなっています。

  • 本体側面には、Skullcandyのロゴをあしらっています

  • 手に持ったときのサイズ感

  • 実際に装着した様子。モデルは俳優の品川翔さん

iPhone 8とSBCで接続して、Spotify(最高音質の設定)で音楽を聴いてみました。クラブミュージックを再生すると、Skullcandyらしいハジけた低音を耳元で感じられます。中域の見晴らしもいいなあと思いました。どちらかといえば低域寄りですが、中域から高域までバランスがとれていて、J-POPとも相性がよさそうです。

ただし対応コーデックはSBCだけなので、AAC対応のiPhoneやaptX対応の音楽プレーヤーで音楽を楽しみたいユーザーにとっては物足りないところもあります。

  • イヤホンケースにもSkullcandyのロゴ。色合いとの組み合わせがきれいで、さりげないところも評価できます

  • イヤホンをケースにしまった状態。この手のイヤホンはケースにしまうとき、「どの向きでしまうんだっけ……」となりがちなので、イヤホンがどう並ぶかを覚えておくといいでしょう。ちなみに筆者は「怒ったときの眉毛みたいだなあ」と思いました

Pushの製品コンセプトは「境界線のないサウンド」。Skullcandyは左右イヤホンにおける音途切れの少なさもアピールしていました。アンテナをイヤホン本体の上部に配置し、左右の接続性を安定させています。Bluetoothが飛び交う発表会の会場で試聴しましたが、音途切れは起こりませんでした。通勤や通学で満員電車に乗るときでも、しっかり音楽を楽しめそうです。

本体側面には物理ボタンを搭載し、音量操作や曲送りなどが可能。マイクを内蔵するため、スマホとつないでいれば着信にも応答できます(相手の声は左側のみ聞こえる)。対応デバイスと接続した状態で、左右どちらかのボタンを3回連続で押すと、SiriやGoogle Assistantを立ち上げられます。

  • 本体側面には、タッチセンサーではなく物理ボタンを用意

耳への装着性を高めるため、独自開発のフィン「Secure FitFin」を用意。イヤーチップも独自開発した藤壺型の形状を採用し、激しい動きをしても外れにくくなっています。生活防水に対応するので、運動中も汗を気にせず使えるのも魅力ですね。

  • 独自開発のSecure FitFinで、安定した装着感を実現しています

フリースタイルフットボール選手の徳田耕太郎さんが、Pushを付けたままバク転! Pushは落ちるのか、落ちないのか……

カラーはPsychotropical Teal(サイコトロピカルティール)のみ。イヤホン本体の重さは16g(両耳)。Bluetoothのバージョンは4.2で、再生周波数帯域は20Hzから20,000Hz、インピーダンスは16Ω。イヤホン本体で、最大6時間の連続再生が可能です。付属のイヤホンケースを使えば、イヤホン本体を1回フル充電にできます。もしイヤホンを片側だけなくしたり、充電ケースだけなくしたりしても、通常価格の6割から7割で新しいパッケージを購入できる保証制度(最大2年間)も用意しました。

Skullcandyによると、完全ワイヤレスイヤホンはすでに、オーディオ市場の3割から4割を占めるといいます。完全ワイヤレスイヤホンが2018年に爆発的な人気を得たことを考えると、Skullcandyは少し出遅れた感があるものの、それは「Skullcandyの品質」を追求したからこそ。Skullcandyファンだけでなく、オシャレにこだわるユーザーなどにもオススメできる製品です。