シャープは2月18日、モバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」の新モデルとして、二足歩行が可能な「SR-03M-Y(LTE/3Gモデル)」ならびに「SR-04M-Y(Wi-Fiモデル)」そして、新たななロボホンシリーズとなる着座タイプの「RoBoHoN lite」として「SR-05M-Y(Wi-Fiモデル)」をラインアップに追加したことを発表した。

SR-05M-Yは、機能的にはSR-04M-Yと同様で、脚を使った機能以外のアプリケーションなどはそのまま利用することができるという。

また、新搭載の「お留守番」アプリを使うことで、自宅で留守番するロボホンが人物を検知すると、写真を撮影し、あらかじめ設定したメールアドレスに送信。外出中に子供の帰宅などを確認することができるほか、リアルタイムで映像をスマートフォンで確認したり、スマートフォンに入力した言葉をロボホン経由で自宅にいる人に伝えるといったことが可能となる。

さらに、別売りのIoTリモコン「eRemote mini」と連携させることで、テレビや照明器具などの家電製品を音声で操作することも可能になるほか、ワイヤレス出力機能により、ロボホンで撮影した写真や動画をテレビなどで楽しむことも可能となる。

加えて、法人向けとして、「施設案内」と「受付」アプリを新たに用意。これにより、商業施設や企業の受付などでロボホンを活用することが可能となる。例えば、施設案内アプリでは、ロボホンとともに来場者があらかじめ設定された商品や展示物に近づくと、ロボホンが自動的に説明を行ったり、受付アプリでは日本語のほか、英語、中国語、韓国語での対応も可能だという。

なお、発売は2月27日で、すでに同社のWebサイト「COCORO STORE(ココロストア)」にて予約受付を開始している。価格はSR-03M-Yが18万円(税別)、SR-04M-Yが12万円(同)、SR-05M-Yが7万9000円(同)としている。

  • ロボホン

    ロボホン。左がSR-03M-Y、右がSR-05M-Y