楽天と筑波大学は、特別共同研究事業契約を締結し、AI技術を活用した未来の店舗デザインおよびショッピング体験に関する開発と実証実験の推進を目的とした特別共同研究事業「楽天技術研究所 未来店舗デザイン研究事業」を開始したと発表した

特別共同研究事業は、企業等からの資金を原資に企業等の研究者を雇用して学内の研究者とともに研究グループを構築し、双方が対等の立場で共通の課題について共同して研究を行うこと。

両者は、2016年11月より同大学内に共同研究拠点として「未来店舗デザイン研究室」を開設し、楽天の研究開発機関である楽天技術研究所と筑波大学 芸術専門学群および同大学大学院人間総合科学研究科との連携により、インターネットを活用した新しい店舗システムの研究開発の知見とデザイン思考を組み合わせることで、ショッピング体験にまつわるシステムのプロトタイプ開発から実証実験までを行う、包括的な研究に取り組んできた。

今回の特別共同研究事業契約の締結によって、AI技術を用いるなどした未来志向のショッピング体験の実現を目指していく。

具体的には、筑波大学人工知能科学センター(C-AIR)との連携により、幅広い学問領域からの視点を取り入れ、楽天が持つインターネットビジネス領域における知見や技術を活用することで、複合的な考察に取り組む。

今後両者は、双方の知見を生かした学際融合的な研究によって、研究開発および実証実験を推進していくという。