オンラインピル診療のmederi 、小中学校向け性教育の出張授業「mederi for school」の希望校を募集

オンラインピル診療サービス「mederi Pill(メデリピル)」を展開するmederiは5月10日、全国の小中学校向け性教育の出張授業「mederi for school」において、希望校の積極募集を開始した。保護者や教員からの要望に応え、開催地域と対象者の拡大を目指す。

mederiは、女性がより生きやすく暮らしやすく、働きやすい社会にむけて。すべての女性が自分の体のことをきちんと知り、大切に、愛でられるように、安心・安全を追い求めながら、心と体のバランスを整えるためのサービスを提供するフェムテックカンパニー。ユーザーと医療機関をつなぐプラットフォームとして、スマホから簡単に受診できる、オンラインピル診療サービス「mederi Pill」を展開している。

「mederi」ドクターの産婦人科医とmederi代表の坂梨氏が、全国の小中学校にて性教育の特別授業を実施する取り組み「mederi for school」では、事前ヒアリングやアンケートを通した各学校の希望や課題感をもとにオリジナルの授業を企画・構成し、児童、および生徒に正しい知識を伝えている。

2022年10月のスタートから、これまでに受講参加した児童・生徒数は、東京・神奈川・大阪などの都市部を中心に累計7校、約800名にのぼり、参加者からは、「触れづらい内容かもと思っていたのですが、授業を受けて、考え方を変えられたし、みんなも同じ思いをしているんだ!と知ることができたので良かったなと思いました」(中学生)、「産婦人科に行きずらい雰囲気があるので、いつでも来て欲しいと最後に言ってくれて、少し気を楽にして産婦人科に行けるかなと思います」(高校生)、「例年保健の授業を保健体育の教員と養護教員で行っていたが、それでは内容に限界あり、専門家の授業の方が効果的なのではないかという意見が出たため今年は出前授業を使うこととなりました。来年も専門家に来てもらって続けていきたいと考えています。男子児童にも生理の辛さや仕組みをこういった機会に学んでもらいたいです」(小学校 養護教員)などの声が寄せられている。

このほど「mederi for school」において、保護者と教員から寄せられていた要望に応え、出張授業の開催地域と対象者を広げるべく、特設サイトを公開するとともに、希望校の積極募集を新たに開始性教育の方針や運営に課題感を持つ学校関係者や自治体に問合せを呼びかけた。

mederiでは今後、「mederi for school」以外にも、さまざまな年代の男女を対象とした生理ケア/PMSに関する正しい知識の啓蒙や、女性自身の身体に合わせた選択肢の提供を目的とした女性の健康課題や性教育をテーマとしたセミナーの開催を予定。引き続き「女性の生きやすさ」の実現を目指し、「mederi Pill」やその他サービスの開発・運営に取り組んでいく考えを示した。