NECは1月22日から順次、ノートPC「VersaPro」シリーズ、およびデスクトップPC「Mate」シリーズの新モデルを出荷する。オフィス、文教、行政といったビジネス向けということもあり、全体で17タイプ63モデルという多彩な構成。

  • VersaPro UltraLite タイプVH

    VersaPro UltraLite タイプVH

各モデルには「Windows 10 October 2018 Update(バージョン1809)」を搭載しているほか、従来のラインナップにあったWindows 7モデルやWindows 8.1モデルがなくなった。Microsoftのライセンス上、Windows 7やWindows 8.1をプリインストールしたPCを出荷できなくなったからだ(出荷可能な期間が終わった)。これに伴い、各モデルに搭載されるCPUも、Intelの第7世代(Kaby Lake)以降となっている。

新ラインナップの多くはマイナーチェンジだが、12.5型モバイルノートPC「VersaPro UltraLite タイプVH」は、新しい筐体を採用。最軽量モデルで重さ約917gを実現した。また、従来モデルからキーボード(キートップ)のサイズを大きくし、やや横長だったキートップが正方形に近くなり、一部の縦長キーも減らしている。最小構成で242,000円(税別)から。

  • VersaPro UltraLite タイプVH
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  • VersaPro UltraLite タイプVH

  • VersaPro UltraLite タイプVH

    新モデルのキーボード

  • VersaPro UltraLite タイプVH

    従来モデルのキーボード

VersaPro UltraLite タイプVHで選べるCPUは、Intel Core i7-8500Y(1.50GHz)、Intel Core i5-8200Y(1.30GHz)、Intel Core m3-8100Y(1.10GHz)だ。ほか、USB PD(Power Delivery)対応のUSB Type-Cコネクタが追加されている。12.5型の液晶ディスプレイは、IPS方式ノングレア(非光沢)、解像度は1,920×1,080ドットのフルHD。JEITA 2.0でのバッテリ駆動時間は約11時間。

  • VersaPro UltraLite タイプVH

    インタフェース類は、背面に集中。左から、ケンジントンロック、有線LAN、ヘッドホン・マイク、USB 3.0、HDMI、SD/SDHC/SDXCスロット、USB Type-C

Intel Core i7-8500Yモデルのおもな仕様は、メモリがLPDDR3 8GB、ストレージがSSD(128GB・256GB・512GB)、グラフィックスがIntel UHD Graphics 615(CPU内蔵)。

インタフェース類は、Gigabit Ethernet対応有線LAN、USB 3.0×2、USB Type-C×1、HDMI、ヘッドホン・マイクコンボジャック、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットなど。無線LAN(IEEE802.11ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0、Webカメラなどはオプション。本体サイズはW289×D196×H17mm。