人気の「ルーロ」はコンパクトになって機動力アップ
パナソニックの掃除機では、独特の三角形状をしたロボット掃除機「ルーロ」シリーズも人気です。“ルーロ”とは、回転したときの径が変わらない丸みをおびた三角形のこと。この形は狭い場所でも小回りがきき、部屋の隅にブラシを届かせやすいといいます。
新しいルーロミニは、名前の通りルーロの形を継承したまま、ボディサイズをコンパクトにしたロボット掃除機です。従来のルーロは幅が330mmありましたが、ルーロミニは幅249mmまで小さくなりました。重さも、従来の3kgから2kgに軽くなっています。
コンパクトになったメリットは、なんといっても機動力がアップしたこと。今まで通れなかったイスの足の間や、家具の隙間などにも入り込めるようになりました。従来の「三角形状により部屋の隅や壁際のゴミまでよくとれる」メリットや、ゴミが多い場所ではパワーアップして往復走行するクリーンセンサー(ゴミ検知)などの機能も健在です。
ただし、ボディが小さくなったぶん、一度の充電で掃除できる範囲は狭くなっています。たとえば、ルーロの上位機種「MC-RS810」は、スペック上の最大稼動面積が120畳ですが、ルーロミニは約20畳。従来製品のように「家全体を一気に掃除すると」いうより、LDKなど特定の一部屋を掃除する用途に向いています。
スティック掃除機にもなるハンディクリーナー
最後は、ハンディにもスティックタイプにもなるハンディ・スティック掃除機「MC-SBU1F」です。MC-SBU1Fは、重さ約530gの筒型をしたスリムなハンディタイプの掃除機。バッテリーにはリチウムイオン電池を採用し、強モードでは約7分、ロングモードでは約30分の使用が可能です。ゴミは本体内のダストボックスに直接溜まる方式で、ダストボックスとフィルターは丸ごと水洗いできます。
小型のパワフルモーターを搭載しているため、付属の延長管と「たてよこノズル」をセットすれば、床掃除ができるスティッククリーナーとしても使えます。たてよこノズルは、手首のひねりに合わせてノズルの向きが縦・横に変化し、広い範囲の掃除に向いています。ちなみに、本体にたてよこノズルと延長管を装着した状態でも約750gで、スティック掃除機としてもかなり軽量です。
試用してみたところ、ハンディクリーナーとしてはかなりパワフルですが、メインに使うスティッククリーナーとしてはパワーが物足りないところ。個人的には「ちょっとした汚れに対応するサブ的なスティッククリーナーとしても利用できる、パワフルなハンディクリーナー」として使うのがよいと感じました。