ASUSは6日(米国時間)、ノートPC「ZenBook」シリーズの新モデル「ZenBook S13」(UX392)および「ZenBook 14」(UX431)を発表した。

ZenBook S13(UX392)

  • ZenBook S13(UX392)

「ZenBook S13」(UX392)は、13.9型ディスプレイを搭載したモバイルノートPC。同社が「NanoEdge」と呼ぶ四辺狭額ベゼルを採用しており、特に左右のベゼル幅は2.5mmと狭く、97%の高い画面占有率を実現した。ディスプレイ解像度は1,920×1,080ドットで、sRGBカバー率は100%。フットプリントも小さくなっており、2017年に登場した「ZenBook 3 Deluxe」(UX3490UAR)と比べると12.5%の小型化が図られている。重さは約1.1kg。

  • 四辺狭額縁を実現したZenBook S13(UX392)

プロセッサには第8世代Intel Core i7-8565UもしくはCore i5-8265Uを採用し、メモリは最大16GB、ストレージは最大1TB。グラフィックスは最上位の場合でNVIDIA GeForce MX150を搭載可能だ。本体はアルミ製で、アメリカ国防総省の物資調達規格であるMIL-STD 810Gに準拠。このほか、Amazonの音声アシスタント「Alexa」が利用できることも特徴のひとつとなる。音響面ではHarman Kardon認証のスピーカー2基を搭載する。

インタフェースはUSB 3.1 Gen2 Type-Cポートを2基搭載し、通常の充電をType-C経由で行うほか、急速充電にも対応する。このほかのインタフェースには、USB Type-A×1、microSDカードスロット、オーディオジャックなどを備える。本体サイズはW316×D195×12.9mm。

提供開始は「数カ月以内」となっている。具体的な発売時期や発売地域、価格などは明らかになっていない。

  • 右側面から見たところ

ZenBook 14(UX431)

  • ZenBook 14(UX431)

1,920×1,080ドットのフルHD14型液晶を搭載しながら、13型クラスの本体サイズを実現したノートPC。CPUやグラフィックスなど、選べる構成は上記の「ZenBook S13」と近いが、ZenBook 14ではより下位となるIntel Core i3-8145U搭載モデルが用意される。本体サイズはW323.5×D211.85×H15.9mm、重さは最軽量時で1.39kgとなり、2018年12月に国内発表された現行モデル「ZenBook 14」(UX433FN)と比べると若干大きく重くなっている。

  • ZenBook 14(UX431)の右側面

ZenBook 14シリーズの特徴のひとつ、テンキー機能「NumberPad」も健在。通常のタッチパッドとして、指を置いてカーソルを操作できるほか、電卓のように数字を光で表示させる「NumberPad」は、計算やデータ入力が手軽に行え、ワンタッチでオンオフが可能。タッチパッド上には指紋認証センサーも用意する。

  • テンキー機能「NumberPad」。ライトで数字が浮かび上がる

メモリは最大16GB、ストレージは最大1TB。インタフェースはUSB 3.1 Gen2 Type-C、USB 3.1 Gen1 Type-A、USB 2.0、HDMI、SDカードスロット、オーディオジャック(いずれも1基)など。HDMIとSDカードスロットはフルサイズで搭載されているようだ。バッテリ駆動時間は最大10.8時間。

スピーカーは、ZenBook S13と同じくHarman Kardon認証のスピーカーだが、搭載数は4基。Alexaにも対応する。

提供開始は2019年のQ1。価格や構成などの詳細は発表日(米国時間6日)時点では公開されていない。