2018年も今日が最後。読者の皆さんは今年、どんな自作PCライフを送っただろうか。ちなみに筆者は夏頃、仕事用のメインマシンの1台をRyzen 5 2400Gにアップデートした。仕事用と言いつつ、Steamの3Dゲームを入れて息抜き(?)に遊んだりしているので、コストパフォーマンスの高さが非常に有り難いところだ。

  • ちなみにこのタイミングでM.2のSSDも初めて導入した

様々なことがあった1年

今年のCPU市場を振り返ってみると、昨年に引き続き、IntelとAMDのガチンコ勝負が見られた1年だった。AMDが第2世代Ryzen Threadripperの「2990WX」を投入し、Intelは第9世代Core Xの「i9-9980XE」で迎え撃ち。ただ、Intelのハイエンドは品薄の影響もあり、AMDの勢いを止めることができなかった印象だ。

  • 「Ryzen Threadripper 2990WX」(32コア/64スレッド/250W)

  • 「Core i9-9980XE」(18コア/36スレッド/165W)

グラフィックスカードでは、なんと言ってもGeForce RTXシリーズの登場だろう。リアルタイムレイトレーシングという夢のような技術を実現し、市場に与えたインパクトは大きかった。

  • 新たなハイエンド「GeForce RTX 2080 Ti」が各社から登場

パーツ全体で見れば、光モノパーツが相変わらず大きなトレンドになっている。CPUクーラーやマザーボードはもちろん、今年はSSD、メモリ、電源ケーブルなど、あらゆるパーツのアドレッサブルRGB化が進み、どんどん派手になったのは面白かった。

  • SSDがこんなに派手に

  • 電源ケーブルまで光る

  • こんな面白ケースも

その一方、昨年あれだけ大騒ぎとなったマイニングブームは、急速に収束。後半には、マイニングマザーの特価販売も見られるようになっていた。そのおかげでグラフィックスカードの価格高騰や品薄も解消され、一般の自作PCユーザーにとっては、良かったのではないだろうか。

そして最後に大ブームになったのがスマホ決済サービスの「PayPay」だ。運が良ければ全額バックが当たるほか、外れても20%のバックがあるということで、お客さんが殺到。いち早く導入したツクモでは、正月のような大混雑になってしまい、品切れで空っぽの棚まで出るほどだった。

ドスパラも、元日から対応するというアナウンスを出しており、今後、自作PCパーツの買い物でも、PayPayの利用が普通になっていくかもしれない。

  • この騒動は「PayPay祭り」とも呼ばれることに

さて、新しい1年の始まりを告げる恒例行事が、各ショップの初売りセールである。福袋など、採算度外視のお得な商品がたくさん出てくるのが初売りセールの大きな特徴。各ショップのセール内容をチェックして、ぜひ足を運んでみて欲しいと思う。

新しい年も、引き続き「今週の秋葉原情報」をよろしくお願いします。

  • 年末の秋葉原。非常に寒いので暖かくしてお出かけください

ドスパラ

秋葉原エリアの各ショップ(秋葉原本店、秋葉原別館、GALLERIA esports Lounge)は、元日より営業を開始する。元日のみ11:30~18:00の短縮営業となるが、2日以降は通常営業(11:30~20:00)に戻る。

元日の初売りでは、容量480GB以上のSSD(Western Digital製またはCFD製)が入った福袋を2,019円(税別)で販売する。秋葉原本店にて、9:30より整理券の配布を行い、12:00より販売を開始する予定だが、混雑状況によっては整理券の配布が早まる可能性があるので注意して欲しい。販売数は100個となっている。

  • 恒例の福袋を用意。秋葉原本店では甘酒も振る舞われる

そのほか、2日~3日にはスタンプラリーも実施。Amazonギフト券などが最大1万円分当たるという。特価品も多数用意されているのでチェックして欲しい。

  • 秋葉原本店の特価品

  • 秋葉原別館もセールを実施

セール情報(リンク)

営業時間(リンク)

パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店

元日より営業を開始する。元日のみ10:00~19:00と、1時間早めた営業時間となるが、2日以降は通常営業(11:00~20:00)に戻る。

初売りでは福袋を各種用意。Ryzen 5 2600が入った「AMDパーツ8点セット」(57,800円)、Core i3-8350Kが入った「Intelパーツ8点セット」(46,800円)のほか、Ryzen Threadripper 2950Xが入った「AMDハイエンドパーツセット」(237,800円)、Core i9-9900Kが入った「Intelハイエンドパーツセット」(187,800円)も販売される(いずれも税別)。

  • パーツ8点セット。電源とケース以外はこれで揃う

  • ハイエンドパーツセット。こちらは電源も付く

そのほか、「Razerゲーミングデバイス福袋」(32,800円)、「TP-LINK無線LANセット福袋」(5,000円)、「HyperXゲーミングデバイス福袋」(松:15,000円、竹:10,000円、梅:5,000円)なども用意されている(いずれも税別)。

  • HyperXゲーミングデバイス福袋は、松竹梅の3種類を用意

セール情報(リンク)

営業時間(リンク)

ツクモ

秋葉原エリアの4店舗(パソコン本店、TSUKUMO eX.、DOS/Vパソコン館、12号店)は、2日より営業を開始する。開店時間はいずれも10:00だが、閉店時間はショップによって異なる。12号店以外は21:00まで営業しているので、買い忘れがあっても安心だ。

2日の初売りでは、CPUとマザーボードとグラフィックスカードがセットになった福袋を各種用意。価格(税別)は、「ROG福袋」が20万円、「ASUS福袋」が13万円、「GIGABYTE福袋」が10万円、「MSI福袋」が8万円、「ASRock福袋」が5万円となる。そのほかにもメーカー別の福袋があるのでWEBサイトをチェックして欲しい。

  • ROG福袋

  • ASUS福袋

  • GIGABYTE福袋

これらの福袋には、つくもたんグッズが入った「つくもたん福袋」が付属する。つくもたん福袋は、店頭で1万円以上の買い物をしても先着でもらえるので、欲しい人は狙ってみると良いだろう。

  • つくもたん福袋もプレゼント。欲しい人は店頭に急げ

営業時間(リンク)

オリオスペック

4日まで休業し、5日より営業を開始する。営業時間は通常通り11:00~20:00だ。

内容や価格は未定なものの、好評の「福箱」を2019年も販売する予定とのこと。販売はWEB限定で行われ、発売時期は1月中旬になる見込み。例年、直前にアナウンスされ、あっという間に完売になってしまうので、同ショップからの情報に注意して欲しい。

営業時間(リンク)

東映無線

テクノハウス東映と東映ランドは、いずれも2日より営業を開始する。2日は12:00~18:00、3日は12:00~20:00の短縮営業で、4日から通常営業に戻る。ラジオデパート店は4日からの通常営業となる。

  • 営業時間

初売りでは、様々な商品が詰まった福袋を8種類用意。SSDとポケットラジオ、USBメモリとタオルなど、組み合わせの意図がサッパリ読めないのがいかにも同ショップらしいが、価格帯は1,980円~28,800円で、最大5,800円もお得だということだ。

  • 福袋1~4

  • 福袋5~8

  • セール情報